バイナリーオプション投資相場週報【2020年12月第3週】
バイナリーオプションの先週(2020年12月14日~12月18日)の相場の振り返りと、今週(2020年12月21日~12月25日)の相場と経済指標の見通しを発表致します。”
ぜひ、今週のバイナリーオプション攻略の参考にしてください。
先週の振り返り(2020年12月14日~12月18日)
先週(2020年12月14日~12月18日)のバイナリーオプション相場と経済指標の振り返りです。
ドル円相場
ドル円相場は概ねドル安円高傾向で、最高値104.151円、最安値102.874円をつけ、103.306円で週末を迎えています。
米国で新型コロナウイルスの入院患者数が最多に達したことや、日本でGoToキャンペーンの停止などがあり、リスク回避のためにドルを売って円が買われる流れとなりました。
さらに、米国の経済指標が冴えなかったこともドル売りの材料となりました。
ユーロドル相場
ユーロドル相場は概ねユーロ高ドル安で、最安値1.211530ドルから最高値1.227220ドルまで上昇し、1.225610ドルで週末を迎えています。
米国も欧州も新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、英国とEUの間で通商交渉が進むとの期待感や欧州圏の経済指標が良好だったことなどから、ドルが売られてユーロが買われる流れとなりました。
ユーロ円相場
ユーロ円相場は方向感の無いレンジ相場で、最安値125.706円と最高値127.010円の間を推移しました。
126.613円で週末を迎えています。方向感の無い相場となったのは、ドルが売られてユーロや円が買われたことが主な要因であると考えられます。
新型コロナウイルス感染拡大への懸念が安全資産とされる円買いに結びつき、また英国とEUの交渉継続がユーロ買いに結びついたと言えます。
経済指標
先週発表された経済指標の振り返りです。
【日本】10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
前回は-27、今回予想は-15、結果は-10と予想を上回りました。大幅なマイナスではありますが、予想よりはマシな結果であったため、円買いの材料となりました。
【米国】11月 小売売上高 [前月比]
前回は0.3%、今回予想は-0.3%、結果は-1.1%と予想を下回りました。大きく予想を下回る結果となり、ドルが売られる要因となりました。
【米国】11月 小売売上高(除自動車) [前月比]
前回は0.2%、今回予想は0.1%、結果は-0.9%と予想を下回りました。除自動車でも予想を大きく下回り、ドル売りの材料となりました。
【米国】米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
前回は0.00-0.25%、今回予想は0.00-0.25%、結果も0.00-0.25%と予想どおりとなりました。FOMCではフォワードガイダンスについて「今後数ヶ月」から「完全雇用と物価安定に近づくまで継続」に変更され、金融緩和が長期化するとの見込みから、ドルが売られることとなりました。
【日本】11月 全国消費者物価指数(CPI) [前年同月比]
前回は-0.4%、今回予想は-0.8%、結果は-0.9%と予想を下回りました。予想を下回る結果となったため経済の先行きへの不安があおられ、リスク回避ムードが高まりました。
【日本】黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
会見の中で、新型コロナウイルス対応で導入した企業の資金繰り支援策の延長を決めたことや、現行の金融政策の再点検を行うことなどを示しました。なお、政策金利は前回は-0.10%、今回予想は-0.10%、結果も-0.10%と予想どおりとなりました。
今週の見通し(2020年12月21日~12月25日)
今週(2020年12月21日~12月25日)のバイナリーオプションの相場の見通しです。
ドル円相場
基本的には新型コロナウイルス感染拡大リスクが大きく、リスク回避のためにドルを売って円を買う流れになりやすいと考えられます。ワクチンの効果や副作用に関する情報が入れば、一喜一憂して相場が乱高下する可能性もあります。
ユーロドル相場
ユーロドル相場も主なリスクは新型コロナウイルス感染拡大です。ワクチンの効果が表れて感染者数や入院患者数などに減少傾向が見られれば、相場がリスクオンムードに向かう可能性もあります。
ユーロ円相場
ユーロ円相場も、引き続き新型コロナウイルス感染拡大リスクへの警戒が必要です。アメリカでは入院患者数が最多、欧州ではロックダウンが継続、日本ではGoToキャンペーンの停止などがあり、世界的にリスク回避ムードに傾いている状況です。ワクチンの効果が確認されれば、一気にリスクオンムードに向かってユーロ高円安に傾く可能性もあります。
今週の重要経済指標(2020年12月21日~12月25日)
今週(2020年12月21日~12月25日)のバイナリーオプション取引における重要な経済指標です。
※以下、発表日時はすべて日本時間です。
【米国】7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) [前期比年率]
発表日時:12/22 22:30
前回は33.1%、今回予想も33.1%です。確定値のため大きな変動は考えにくいですが、異なる数字が出た場合は相場に大きく影響があると予想されます。
【米国】11月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]
発表日時:12/23 22:30
前回は1.2%、今回予想も1.2%です。予想を上回る結果となった場合、ドル買いの材料になると考えられます。
【米国】11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]
発表日時:12/23 22:30
前回は0.0%、今回予想は0.1%です。微増が予想されていますが、予想を下回る結果となった場合、ドルが売られると考えられます。
【米国】11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
発表日時:12/23 22:30
前回は1.4%、今回予想は1.5%です。予想を上回る結果になれば、ドルが買われると考えられます。なお、上記の各個人消費支出と総合して解釈する必要があります。
【米国】11月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]
発表日時:12/23 00:00
前回は99.9万件、今回予想は99.0万件です。やや減少が予想されていますが、予想を大きく下回った場合、ドルが大きく売られる可能性が高いです。
【米国】11月 新築住宅販売件数 [前月比]
発表日時:12/23 00:00
前回は-0.3%、今回予想は-0.9%です。前月よりも販売数宇が減少するとの予想ですが、予想をさらに下回った場合、ドルが売られると考えられます。
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