バイナリーオプションの海外と国内の違いをわかりやすく解説します!

バイナリーオプション業者は国内にも海外にもあります。

ただ、同じバイナリーオプションでも海外と国内ではルールがまったく違い、安全性などのリスクにも大きな差があるため注意が必要です。

まずは海外と国内のバイナリーオプションの違いを知ることから始めましょう。

自分にどちらの業者があっているのかを的確に判断して取引をしないと、満足する結果を出すことはできません。

安易に選ぶのはハイリスクなんだね!


もちろんです。違いを知ったうえで特徴を活かせる業者を選択しましょう!


バイナリーオプション業者の国内と海外の大きな違い

バイナリーオプション業者は国内と海外では大きな違いがあります。

まず誰でも当たり前に分かる大きな違いは、運営会社が日本国内にあるのか日本国外にあるのかという違いです。

海外バイナリーオプション業者は日本の金融庁の管轄外となります。

国内バイナリーオプション 金融庁の認可が必須で日本に拠点がある
海外バイナリーオプション 金融庁の認可は任意で日本に拠点がない

国内バイナリーオプション業者は必ず金融庁の認可を得て運営を行う決まりがあります。

反対に海外バイナリーオプション業者は日本の金融庁への登録は強制ではないので、基本的に無登録のまま日本人へのサービス提供を行っているのが現状です。

海外業者は拠点がある国で登録をしてサービス提供を行っています。


超有名で安全性・信頼性が高いと評判のハイローオーストラリアも、日本の国内の金融庁には登録をしていない海外バイナリーオプション業者です。

無登録=悪質な業者ではないのでご安心ください。

ただ、やはり金融庁登録がある国内バイナリーオプションと日本の金融庁登録がない海外バイナリーオプションではサービス内容が全く違います。

日本は規制強化によりバイナリーオプションの仕組みが大きく変わってしまったのです。

規制強化による海外と国内の差

バイナリーオプションを禁止する国は少しずつ増えています。

人気の投資ではあるのですがギャンブル化させてしまうトレーダーが多いことから、禁止や規制をかける国がふえてしまったのです。

2013年 イタリア
2016年 フランス・ベルギー
2017年 カナダ
2018年 EU

先進国ではアメリカ・オーストラリア・日本の3ヶ国しか、バイナリーオプションが認められている国はないのです。

だからこそ国内は規制を強化することで対策をしています。

海外と国内の違いは規制の差がある

国内バイナリーオプションはギャンブル性が高いサービスを禁止したのです。

規制が適応となった日以降は、ルールを守らずに営業することはできなくなったので、国内バイナリーオプションのうまみが消えてしまいました。

2013年8月1日を施行日(ルールの適用を開始する日)としています。このため、2013年8月1日以降、本協会の会員が、新たに個人のお客様を対象とする通貨関連店頭バイナリーオプション取引に新規参入する場合には、以上のルールを全て満たして、業務を開始することとなります。なお、2013年8月1日以前に取扱を開始した会員(既存取扱会員)については、2013年11月30日までの経過措置期間が設けられています。既存取扱会員は、経過措置期間中、速やかに新ルールに適応するか、業務を廃止することを前提に、2013年8月1日以前のバイナリーオプション取引を継続することができます。ただし、新ルールに適応する状態となるまでは積極的な営業を行いません。

出典:金融先物取引業協会

海外バイナリーオプションにはこの規制がありません。

規制がある・規制がない違いは海外と国内のバイナリーオプションサービスの大きな差になっていますが、捉え方は人それぞれです。

個人的には国内は魅力的に感じないなぁ…


国内バイナリーオプションをするぐらいならFXの方がいいと言う人も多いです


国内バイナリーオプションのルール

多くの人が抵抗を示している国内バイナリーオプションのルールは5つあります。

今までのバイナリーオプションと違い、ギャンブル化しやすい要素のサービスが消えているのが分かるはずです。

ひとつずつ規制後のルールを確認していきましょう。

短時間のHigh/Lowの禁止

海外バイナリーオプションでは30秒や1分などの超短期取引ができます。

でも国内バイナリーオプションは短時間でのHigh/Low取引が禁止されているので、短い時間での投資はできません。

短時間で大きな損失を出す事態を回避するためです。

同時に上がるか下がるかの予想をするHigh/Low取引も禁止されたので、シンプルなルールとは言えなくなっています。

海外と国内のルールの違い

今の国内バイナリーオプションは目標レートで予想をします。

権利行使価格と呼ばれる目標レートよりも上がるか下がるかを予想するため、海外バイナリーオプションの取引よりも複雑です。

短時間High/Lowの禁止へのブーイングは凄いものでした。

国内バイナリーオプション一択だった根強いトレーダーも、海外バイナリーオプションへ移動する要因となったルール変更です。

海外業者なら今まで通りに取引ができるもんね!


シンプルなルールでサクッと結果が出る方が人気なんです!


最低取引時間と判定時間の間隔

海外バイナリーオプションには取引時間や回数の制限はありません。

でも国内バイナリーオプションでは1日の最大取引回数と、1回の取引における取引開始~終了までの時間に決まりがあるのです。
 

回数と時間のルール回数:1日最大12回
時間:取引開始~終了までは2時間以上

1日の取引回数は国内バイナリーオプション業者によって設定が違います。

最大の12回で運営されている場合もあれば、11回で運営されていることもあるのです。回数の事前確認は必須でしょう。

判定までは2時間以上が必要なので、基本的に2時間に設定されています。

国内とは違い海外バイナリーオプションでは回数や時間の制限が一切ないので、好きな回数で好きな取引時間を選択することが可能です。

12回でも多く感じるのは気のせい?


実際取引をしてみるとやり辛いことが体感できますよ!


総取りの禁止

国内バイナリーオプションでは業者に有利な総取りが禁止されています。

総取りとは判定時間がきた時に、このレートだと絶対に負けになるというレンジのことです。トレーダーには不利でした。

会員が、お客様の投資できない価格帯を設けることを禁止します。このため、取扱業者は、バイナリーオプション取引について、買付(ロング)だけでなく、売付(ショート)取引を取り扱うか、その他、業者側が総取りとならない仕組みをもって、バイナリーオプション取引を提供します。

出典:金融先物取引業協会

海外バイナリーオプションでは現在も総取りのシステムは残っています。

2倍以上の高いペイアウト率に設定されている取引に採用されていることが多く、難易度が高いので手を出さない人もいるほどです。

取引をするのであれば自己責任でお願いします。

また、海外バイナリーオプションの経験を積んで、一定のスキルがあると自信を持てるようになってから検討するのがおすすめです。

2WAY価格提示と高ペイアウト率の禁止

国内も海外も以前はHighまたはLowのエントリーだけでした。

でも規制が入ってから国内バイナリーオプションは2WAY価格提示が義務付けられたので、売値と買値の両方が表示されるようになっています。

購入価格が変動制となりました。

また高ペイアウト倍率設定の禁止もルールに追加されたので、海外ほどの大きな利益を出しにくくなっています。

判定レートとの価格差で購入価格は決定します。


ペイアウトは一律1,000円になったよ…


知識確認テストの導入

知識確認テスト
国内バイナリーオプションには知識確認テストがあります。

口座開設をする時に過去の投資経験の有無や内容、投資に関する知識をどれだけ持っているのかを確認されるテストのことです。

バイナリーオプションを始めるレベルの知識があるかチェックされます。

当然テストに合格しなければバイナリーオプション取引を始めることはできませんが、落ちても再度挑戦することは可能です。
 

知識確認テストの内容・2択の選択方式(◯✕や数字などを選ぶ)
・20問出題される
・正解率70%以上で合格
・オプション取引についての内容
・最低限の知識があれば合格できるレベルの難易度

国内バイナリーオプションの公式サイトや、個人のホームページなどでもテスト対策のための知識や例題が掲載されています。

難易度が高いテストではないので勉強すれば合格は可能です。

テストを実施することでバイナリーオプションのリスクを理解し、自分でリスク回避ができるように対策されています。

テストには専門用語もどんどん出てくるみたいだね!


安易に初めてギャンブル化させたり借金をする人を増やさないためには当たり前のことですよ


海外バイナリーオプションのルール

海外バイナリーオプションのルールは国内と違い自由度がとても高いです。

規制強化が実施される前の国内バイナリーオプションのルールがそのまま継続されているので、みなさんが想像する通りの取引ができます。

取引回数 無制限
判定時間 無制限(30秒~1日から選択可能)
ペイアウト率 固定(変動性もあり)
取引手数料 なし
知識確認テスト なし

そもそもの仕組みが違うので平等に比較するのは難しいです。

でもシンプルなルールで自分の取引スタイルで投資ができるので、海外バイナリーオプションは初心者にも人気があります。

慣れたトレーダーも同様です。

国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションに大きな違いができてから、海外へ移動したトレーダーもたくさんいました。

国内は超短期取引や高ペイアウト率などのうまみがないからです


国内バイナリーをするくらいならFXをした方がいいとまで言われているよ!


国内と海外の税金の違い

国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションでは税金も違います。

総合課税は海外バイナリーオプション、分離課税は国内バイナリーオプションが該当するので間違えないようにしてください。

バイナリーオプションの税金

国内バイナリーオプションの分離課税は税率が一律20.315%です。

反対に海外バイナリーオプションは収入によって税率が変動するので、固定されておらず人によって変わってきます。

例えば年間60万円の利益が出たとすると、税金の違いは以下の通りになります。

国内バイナリーオプション 約120,000円
海外バイナリーオプション 約30,000円

国内バイナリーオプションは規制があるうえに税金も一律です。

かなり不利な条件だと憤りを感じるトレーダーも多く、海外バイナリーオプションに移動するか他の投資へ移行する人が続出しました。

経費計上や損益通算などもあるので、以下を参考にしてください。

国内・海外バイナリーのメリットとデメリット

国内バイナリーオプションにも海外バイナリーオプションにも、メリットもあればデメリットもあります。

どちらもいいことばかりではありません。

自分の取引スタイルや希望条件などがどちらのメリットと合うかをチェックして、相性がいいバイナリーオプションを選びましょう。

メリット

まずは海外・国内バイナリーオプションのメリットです。

国内バイナリーオプションの最大のメリットは安全性、海外バイナリーオプションの最大のメリットは自由度の高い取引となっています。

国内バイナリー ・金融庁に登録があり安全性が高い
・信託保全が必須なので顧客資金が守られている
・申告分離課税なので損益通算ができる
海外バイナリー ・超短期取引が可能で取引回数の制限がない
・HighとLowを予想するだけでいいので簡単
・通貨ペアや銘柄が多く取引の種類も多い
・高ペイアウト率も可能なので国内よりも稼ぎやすい

国内バイナリーオプションは金融庁の管轄です。

預かった資金を厳重に管理することや、決められたルールに沿って取引をすることが義務付けられているので安全性が保証されています。

反対に海外バイナリーオプションは自由が売りです。

高ペイアウト率や豊富な種類の取引などが回数制限なしで行えるので、バイナリーのうまみを逃しません。

稼げるなら海外バイナリーオプション一択じゃない?


国内より稼ぎやすいだけで、誰でも稼げるとは言っていませんよ!


デメリット

絶対に確認すべきはデメリットです。

ネット上には国内・海外問わずメリットだけが紹介されていることが多いので、楽な投資と勘違いする人が増えています。

いいことばかりではないので、勘違いしないようにしましょう。

国内バイナリー ・1日に最大12回しか取引ができない
・値幅の予想もあるので初心者には難易度が高い
・通貨ペアや銘柄の種類が少ない
・払い戻しは固定なので大きな利益にはならない
・知識確認テストがあり口座開設も即時ではない
海外バイナリー ・日本の金融庁の管轄外で安全性の確保はされていない
・ボーナスやキャンペーンの複雑な条件でトラブルになった事例がある
・出金手数料が発生する業者もある
・総合課税なので損益通算ができない

国内バイナリーオプションは制限があり稼ぎにくいのがデメリットです。

ギャンブル化させないためにバイナリーのうまみが消えているので、超短期取引やまとまった利益の獲得はできません。

海外バイナリーオプションは海外の金融法が適応されています。

安全性には不安がある部分があり、トラブルが起こった時は自分で対応していくしかないのはデメリットです。

デメリットが許容できるのかよく考えてみてください


安全性をとるか稼ぎやすさをとるかって感じかな!


バイナリーオプションは国内と海外どっちを選ぶべきか

国内・海外バイナリーオプションそれぞれのルールの違いやメリットについて紹介してきました。

国内は投機性を抑えるためにバイナリーオプション規制が敷かれています。

反対に海外は自由度の高い取引ができる環境が整えられていて、両者にメリット・デメリットがあるためどちらを選ぶべきと断言することはできません。

何を重要視するかで決めることをおすすめしています。
 

国内と海外の選び方

  1. 安全性を1番に考えるなら国内バイナリーオプション
  2. 自由度や利益の大きさを求めるなら海外バイナリーオプション

余剰資金でバイナリーオプション取引を行うなど、基本的な注意事項を守れば、ギャンブル性・投機性を抑えることはできます。

逆に値幅の予想もある国内は海外よりも難易度は高いです。

まずは国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションのデモを体験して、違いを実際に感じた方がいいかもしれません。

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この記事を書いた人
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出身:大阪府

趣味:釣り・旅行

投資歴:10年

サイト管理人の田中国男です。

僕がBO初心者の時、詐欺業者に入金後、資金を持ち逃げされて悔しい思いをしました(泣)
以来、必死に勉強して徐々に勝率を上げ今では専業トレーダーに。
僕のような被害者を生まないために2015年、このサイトを立ち上げて有益な情報を発信しています!

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