XMのゼロ(zero)口座｜特徴・使い方・メリット・デメリット

更新[2024/06/25]

XMには4つの口座タイプがあり、自由に選択できます。

4種類の中でもスプレッドの狭さを追求しているのが「ゼロ口座」です。手数料がかかる代わりに、低スプレッドを実現しています。

ゼロ口座は取引ルールや環境が他の3つの口座タイプとは大きく異なる口座です。

せっかくの強みを活かしきれない使い方をしないように、ここでXMのゼロ口座の特徴・メリット・デメリット・注意点などを学んでいきましょう。

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XMのゼロ口座の基本情報

XMのゼロ口座の最大の特徴はスプレッドの狭さです。

最小スプレッドは驚きの0.0pipsからとなっています。スプレッド重視のトレーダーからの人気が圧倒的に高いです。

ではXMのゼロ口座の基本情報を見ていきましょう。

口座タイプ	ゼロ口座
基本通貨	JPY・USD・EUR
プラットフォーム	MT4・MT5
スプレッド平均	0.0pips
口座開設ボーナス	◯
入金ボーナス	✕
XMP	✕
最大レバレッジ	500倍
通貨量	1ロット：100,000通貨
最小ロット	0.01ロット
最大ロット	50ロット
最大ポジション	200ポジション
発注方法	ECN方式
最低入金額	5ドル
取引手数料	往復10ドル
スワップ	あり
マージンコール	50％
ロスカット	20％
取り扱い	FX通貨ペア：54 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：なし

XMの最大レバレッジは1,000倍と大きいです。

でも ゼロ口座は最大レバレッジが500倍になっているので、他の口座と同じレベルのダイナミックトレードはできません。

1ロットの通貨量は100,000通貨です。

取引手数料が往復10ドルかかります。往復とはエントリー+決済のことです。

上記のように取引環境に違いはありますが、XMの1番人気の口座タイプであるスタンダード口座よりも低コストです。

手数料を払ってもスプレッドが狭いので総合的に安くなります。

XMのゼロ口座はコストを抑えたいトレーダーやスプレッドの狭さ重視のトレーダーにおすすめする口座タイプです。

XMの口座タイプランキング

XMの人気No.1口座はスタンダード口座です。

基本的な取引ができる一般的な口座なので、メインとして使っているトレーダーが多くなっています。

その次に利用者が多く僅差で2位を争っているのがマイクロ口座とKIWAMI極口座。わずかですがマイクロ口座の利用数が多いのが現状です。

ゼロ口座の利用率はそんなに高くはありません。

スタンダード口座	74％
マイクロ口座	11％
ゼロ口座	5％
KIWAMI極口座	10％

たった5％ならゼロ口座は選択肢に入らないのでは？と思った方。

確かにメイン口座として日々の取引に使われることは少ないですが、スプレッドに特化した口座タイプなので一部の取引手法に強いメリットがあります。

サブ口座として相性がいい手法の時に活用されることが多いです。

当ページを読み進めてXMのゼロ口座の特徴と使い方をしっかり学んで、強みを活かして勝率を上げられるトレーダーになりましょう。

XMの口座タイプを比較

XMには他にスタンダード口座・マイクロ口座・KIWAMI極口座があります。

基本的な取引に使われることが多いスタンダード口座・一定の取引手法に強いマイクロ口座・KIWAMI極口座、3つの口座とゼロ口座を比較してみました。

最大レバレッジやスプレッド平均に注目です。

	スタンダート口座	マイクロ口座	ゼロ口座	KIWAMI極口座
基本通貨	JPY・USD・EUR	JPY・USD・EUR	JPY・USD・EUR	JPY・USD・EUR
プラットフォーム	MT4・MT5	MT4・MT5	MT4・MT5	MT4・MT5
スプレッド平均	1.6pips	1.6pips	0.0pips	0.6pips
口座開設ボーナス	◯	◯	◯	◯
入金ボーナス	◯	◯	✕	✕
XMP	◯	◯	✕	✕
最大レバレッジ	1,000倍	1,000倍	500倍	1,000倍
通貨量	1ロット 100,000通貨	1ロット 1,000通貨	1ロット 100,000通貨	1ロット 100,000通貨
最小ロット	0.01ロット	MT4：0.01ロット MT5：0.1ロット	0.01ロット	0.01ロット
最大ロット	50ロット	100ロット	50ロット	50ロット
最大ポジション	200ポジション	200ポジション	200ポジション	200ポジション
発注方法	STP	STP	ECN	OTC
最低入金額	5ドル	5ドル	5ドル	5ドル
取引手数料	無料	無料	往復10ドル	無料
スワップ	あり	あり	あり	なし
マージンコール	50％	50％	50％	50％
ロスカット	20％	20％	20％	20％
取り扱い	FX通貨ペア：55 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：58	FX通貨ペア：55 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：58	FX通貨ペア：54 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：なし	FX通貨ペア：55 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：58

スプレッド平均は圧倒的にゼロ口座が狭いです。

ただ、入金ボーナスとロイヤルティプログラムが対象外なので、ボーナスは口座開設ボーナスに限定されています。

最小ロットは0.01で共通です。

ただ、最大ロット数は50ロットなので、マイクロ口座の100ロットと間違えないように気をつけて下さい。

スタンダード口座との共通事項

ゼロ口座だけの特徴は大きなメリットになっています。

XMで最も利用されているスタンダード口座との共通点を確認しておきましょう。

	スタンダート口座	ゼロ口座
基本通貨	JPY・USD・EUR	JPY・USD・EUR
プラットフォーム	MT4・MT5	MT4・MT5
口座開設ボーナス	◯	◯
通貨量	1ロット 100,000通貨	1ロット 100,000通貨
最小ロット	0.01ロット	0.01ロット
最大ロット	50ロット	50ロット
最大ポジション	200ポジション	200ポジション
最低入金額	5ドル	5ドル
スワップ	あり	あり
マージンコール	50％	50％
ロスカット	20％	20％

基本通貨・プラットフォームは共通です。

スプレッドや対象のボーナスで差がありますが、最低入金額・スワップ・マージンコール・ロスカット水準は同じになっています。

1アカウントにつき8口座までのルールも同じです。

ゼロ口座を選んだとしても他の口座を選んだとしても、取引時間については共通なので変わることはありません。
 

夏時間と冬時間の切り替えはXMのお知らせで確認できます。

メールの配信でもチェックできますが、XM公式サイトのお知らせ一覧にも表示されるので、気づかないということはないでしょう。

2024.03.09

夏時間への移行に伴い、3月12日から3月31日の間は様々な金融商品のお取引時間に影響がありますことをご案内申し上げます。

出典：XM公式サイト

夏時間から冬時間へ、冬時間から夏時間へ切り替わる時に必ずアナウンスされます。

XMの公式サイト以外にも経済ニュースを見たり、SNSで投資に関係するアカウントを見ているなら情報は入ってくるのでご安心下さい。

XMのゼロ口座のメリット

XMのゼロ口座のメリットをご紹介します。

既に何度も強くおすすめしているように「スプレッドの狭さ」が最大の特徴なのがゼロ口座です。

そんなゼロ口座のメリットは5つあります。
 

ではひとつずつ詳しく見ていきましょう。

スプレッドが狭い口座タイプ

XMのゼロ口座はスプレッドが狭い口座タイプです。

他の3種類の口座はスプレッドにXMの利益が含まれているのですが、ゼロ口座は手数料を取る代わりにスプレッドを極限まで抑えてあります。

全口座の中で2番目に取引コストが安い口座です。

ゼロ口座のみスプレッド+取引手数料となっています。

スプレッドに加えて取引手数料まで必要となるとコストが高くなると勘違いされやすいですが、スプレッドを抑えているので総コストは安いです。

ただ、後から追加されたKIWAMI極口座には負けてしまいます。

	ゼロ口座	KIWAMI極口座
取引方式	ECN方式	STP方式
スプレッド	狭い	かなり狭い
取引手数料	往復10ドル	無料

トレーダーの不満点を改善させたのがKIWAMI極口座なので、ゼロ口座よりも取引環境が整っています。

特別な理由がない場合は、ゼロ口座よりもKIWAMI極口座を選ぶトレーダーが多いです。

スプレッド+取引手数料を含めた平均コストを比較してみました。

	ゼロ口座	KIWAMI極口座
USD/JPY	1.1pips	1.0pips
EUR/JPY	2.1pips	1.6pips
GBP/JPY	2.2pips	2.1pips
GBP/USD	1.4pips	1.0pips

わずかにゼロ口座の方がコストが高くなっています。

それでもかなりスプレッドが狭く、取引コストが抑えられる口座です。

スタンダード口座はUSD/JPYの平均スプレッドは1.6pipsなので、ゼロ口座の1.1pipsの方が狭いです。

取引手数料がかかっても、使う価値はある口座と言えます。

500円から取引ができる

XMのゼロ口座の最低入金額は500円です。

その他の口座も最低入金額は5ドルなのでゼロ口座と同じ500円程度で済むため特別感はありませんが、他業者と比べるとハードルが低いことが分かります。

例えばゼロ口座と似た口座があるTitan FXです。

ブレード口座で取引をしようとすると、最低入金額が200ドルに設定されているので31,900円の資金が必要になります。

反対にXMのゼロ口座なら500円です。

最初に入金する金額が少額からというのは、ゼロ口座の大きなメリットでしょう。

デモ口座ではなくリアル口座の取引をして、ゼロ口座の使用感や取引を体験したい人にとっても最高の環境が整えられています。

透明性が高いECN方式を採用

XMではNDD方式が採用されています。

海外FX業者の多くが採用しているノーディーリングデスクのことで、取引に業者が介入しないスタイルの注文方法です。

NDD方式にはECN方式とSTP方式があり、ゼロ口座で採用されているのはECN方式となります。

注文が直接インターバンク市場に流されるので、高い約定力があり業者による不正行為の心配もありません。

	STP方式(Instant)	STP(Market)	ECN方式
相対取引	◯	✕	✕
透明性	△	◯	◎
スプレッド	広い	広い	狭い
スプレッド変動	少ない	ある	ある
滑り	少ない	ある	ある
約定拒否	ある	ほぼない	ほぼない
スキャルピング規制	ある	なし	なし

ECN方式はスプレッドが狭い代わりに、取引手数料が発生します。

他の業者ではAXIORYのナノ口座・テラ口座でも採用されている取引方式で、透明性・公平性が高い取引方式となっています。

業者が介入しないのはトレーダーにとって大きな安心要素です。

手数料を負担してもスプレッドが狭い・流動性が高い・注文の執行速度が早い・滑りが起こりにくいメリットがあります。

ゴールド取引がお得になる

XMのゼロ口座ならゴールドがお得に取引できます。

ゴールドは価格変動が激しく、ボラティリティが高い銘柄として有名です。

USDJPY ドル円分析 1時間足（2枚とも）

22:00に4時間足も確定しましたが、イランがイスラエルに攻撃を仕掛けるといった報道が入り、週末を前にして地政学リスクによる円買いで下落しています。

同様に、ゴールドも乱高下中。… pic.twitter.com/6qU0LbpH15

— 勝本光一 (@papa_fx_no1) April 12, 2024

よってスプレッドが広い取引口座で取引をしてしまうと、大きなコスト負担が発生するのでXMのゼロ口座がおすすめできます。

	ゴールド	シルバー	取引手数料
ゼロ口座	3.1pips	2.2pips	1ロット往復10ドル/td>
スタンダード口座 マイクロ口座	3.5pips	3.6pips	無料/td>

上記は取引手数料も加えた数値を表示しています。

スプレッド+取引手数料のゼロ口座の方がコストは安いので、ゴールドやシルバーの取引をする時にぜひ活用してみて下さい。

他にもスプレッドが広い通貨ペアや銘柄にも同じことが言えます。

手数料が経費に計上できる

ゼロ口座には取引手数料が経費にできるメリットがあります。

スプレッドは経費として認められていませんが、取引手数料だけは経費計上ができるので節税対策として有効です。

取引手数料は経費ではないと書いてあるサイトもあります。

確定申告ソフトを提供しているマネークラウドの公式サイトを見ると、きちんと経費計上できると解説されていました。

必要経費にできるのは、FXの取引に関連する費用です。主に、次のような費用があげられます。

通信費（インターネット、電話代）
書籍・新聞代（FX取引のために購入した書籍、新聞など）
セミナー参加費用（FX取引に関わるセミナー受講やコンサルティング費用など）
消耗品費（筆記用具やプリンターのインク代）
交通費（セミナー参加などの交通費・宿泊費など）
手数料（FXのトレード時に発生する手数料や銀行の振込手数料など）

出典：マネークラウド確定申告

XMでは取引手数料がかかるのはゼロ口座だけです。

サブ口座として使っている場合は忘れがちなので、確定申告の時に取引手数料があることを思い出せるようにしておきましょう。

XMのゼロ口座のデメリット

狭いスプレッドでコストを抑えた取引ができるゼロ口座。

色々なメリットがある口座タイプであることは間違いありませんが、デメリットもあるので許容できるかどうか確認してみて下さい。

XMのゼロ口座のデメリットは4つです。
 

デメリットもひとつずつ詳しく見ていきましょう。

対象のボーナスが少ない

XMには大きなボーナスが3つあります。

他の海外FX業者でも完備されていることが多い「口座開設ボーナス」や「入金ボーナス」、そして独自ボーナスのロイヤルティプログラムです。

口座開設ボーナス	13,000円
入金ボーナス	最大約150万円
友達紹介ボーナス	最大1人約2万円
ロイヤリティプログラム	口座ランク・入金額によりボーナス付与

ゼロ口座は口座開設ボーナス13,000円のみが受け取れます。

初めてXMで口座を開設するトレーダーが対象のボーナスで、一度解約をして再登録をする場合は対象にはなりません。

純粋な新規口座開設が対象となるボーナスです。

入金なしで13,000円の取引が可能になります。

自己資金を入金すれば通常は入金額に応じてボーナスが付与されますが、ゼロ口座は対象外となりボーナスはつきません。

ロイヤルティプログラムへの参加も不可です。

対象口座で取引をした場合は取引量に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントはボーナスや現金に交換できます。

対象	スタンダード口座・マイクロ口座
条件	仮想通貨以外の銘柄を10分以上保有
ポイント(1ロット毎)	エグゼクティブ：10ポイント ゴールド：13ポイント ダイヤモンド：16ポイント エリート：20ポイント
ポイント付与	ポジションを決済した時
獲得上限	なし
換金率	現金：ポイント÷40 ボーナス：ポイント÷3
ボーナスの出金	不可

スプレッドを狭くしていることでトレーダーに還元しているので、ボーナスは口座開設のみにしてバランスを取ってあるのです。

ゼロ口座が対象外だからとボーナスを諦めることはありません。

XMでは最大8個まで口座が保有できるので、入金ボーナスやロイヤルティプログラムは対象の口座で参加できます。

ゼロ口座を選ぶと損という訳ではないのです。

最大レバレッジが低く制限もある

XMは最大レバレッジ1,000倍で大きな取引ができることで有名です。

ただ、ゼロ口座の最大レバレッジは500倍なので、他の口座タイプと同じレベルのダイナミックトレードをすることはできません。

USD/JPYを1ロット取引すると、必要証拠金はいくらになるのでしょうか。

	500倍	1,000倍
必要証拠金	31,930円	15,965円

ゼロ口座はレバレッジが500倍なので、3万円ちょっと資金が必要です。

でもレバレッジが1,000倍ある口座で取引をすれば、約15,000円の資金で同じロット数の取引ができることになります。

最大レバレッジで取引がしたいトレーダーにとっては、ゼロ口座の500倍はXMの最大値ではないのでデメリットに感じるでしょう。

ただ、それでも国内FXの最大レバレッジ25倍と比べると大きなレバレッジです。

XMでは他にもレバレッジ制限があります。ゼロ口座だからではなく、全ての口座に適応されるレバレッジ制限のルールです。

有効証拠金	スタンダード口座 マイクロ口座 KIWAMI極口座	ゼロ口座
5ドル～40,000ドル	1,000倍	500倍
40,001ドル～80,000ドル	500倍	500倍
80,001ドル～200,000ドル	200倍	200倍
200,000ドル以上	100倍	100倍

有効証拠金はゼロ口座だけの金額ではありません。

保有している全ての口座の有効証拠金の合計でレバレッジ制限がかかるので、たくさん口座を運用している人は気をつけて下さい。

有効証拠金は自分で簡単に計算できます。
 

ボーナスや決済前のポジションの損益も関係あるので要注意です。

基本的にXMではレバレッジ制限がかかる前に、一定水準まで有効証拠金が増えた段階でメールでトレーダーも通知されます。

ただ、相場の急変などで急いで対応しないと状況が大きく変わりそうな場合は、通知なしでレバレッジ制限をかけることもあるそうです。

XMでは他にも通貨ペア・銘柄によるレバレッジ制限もあります。

ゼロ口座だからではなく、どの口座を使っているとしても取引をする通貨ペア・銘柄によって1,000倍が適応されないことがあるのでご確認下さい。

基本的にマイナー通貨ペアにレバレッジ制限があります。

50倍	EUR/DKK・EUR/HKD・GBP/DKK・USD/DKK USD/HKD・USD/CNH・EUR/RUB・USD/RUB
100倍	USD/TRY
400倍	CHFが含まれる通貨ペア

CFD銘柄も同じです。

ただ、XMのCFD銘柄はかなり多いので一部をご紹介しています。他の銘柄を見たい場合は、XM公式サイトでご確認下さい。

株式CFD(現物)	AUS200Cash：100倍 HK50Cash：66.7倍 JP225Cash：200倍
株式CFD(先物)	EU50：100倍 JP225：200倍 US500：100倍 UK100：100倍
貴金属CFD	SILVER：400倍 PALL：22.2倍 PLAT：22.2倍
エネルギー	BRENT：66.7倍 GSOIL：33.3倍 OIL：66.7倍
コモディティCFD	COCOA：50倍 CORN：50倍 SBEAN：50倍

仮想通貨にもレバレッジ制限がありますが、ゼロ口座は仮想通貨の取引に対応していない口座なので今回は詳細情報は省略しています。

ゼロ口座のルールではなくXMのルールです。

ただ、うっかりレバレッジ制限がかかったとしても、状況を変えれば元に戻せるので対策ができないデメリットではありません。

取引手数料が往復10ドルかかる

ゼロ口座は取引手数料が往復10ドルかかります。

スプレッドを極限まで抑えてある口座なので、取引手数料がかかるのは仕方がありません。

ただ、相場よりもXMは少し高い設定になっています。

XM (ゼロ口座)	10ドル
AXIORY (ナノ・テラ口座)	6ドル
BigBoss (プロスプレッド口座)	9ドル
Titan FX (ブレード口座)	7ドル
HFM (ゼロスプレッド口座)	6ドル
Traders Trust (プロ口座・VIP口座)	6ドル・3ドル
LAND-FX (ECN口座)	7ドル
FBS (ECN口座)	6ドル
Exness (ロースプレッド・ゼロ口座)	7ドル・0.2ドル
FXGT (ECN口座)	6ドル

6ドルから7ドルの取引手数料が一般的です。

相場で見るとXMの取引手数料は高いですが、安全性や信頼性が明確になっていて、最適な取引環境も確保されています。

取引手数料のみで判断するのはもったいないです。

総合的に見てXMと他社を比較して、利用する海外FX業者を選ぶことをおすすめします。

仮想通貨の取引ができない

ゼロ口座は仮想通貨の取引に対応していない口座タイプです。

ビットコインやイーサリアムなどの人気銘柄が取引できますが、ゼロ口座では一切取引ができないと覚えておいて下さい。

仮想通貨の取引をするなら、他の口座を開設する必要があります。

スタンダード口座ならレバレッジ1,000倍で仮想通貨の取引ができると思った方。仮想通貨にはレバレッジ制限があります。
 

最大でも500倍のレバレッジでしか取引ができません。

仮想通貨で大口取引をしようと考えている投資家の方は、取引ができないXMのゼロ口座はもちろん、その他の口座でもデメリットになる可能性があります。

海外FX業者全体で仮想通貨取引の条件を比較して検討してみて下さい。

ゼロ口座のスプレッドを比較

何度も繰り返していますが、XMのゼロ口座のスプレッドは狭いです。

どのくらい狭いのか・本当に狭いのかまだまだ半信半疑の方も納得できるように、スプレッドの比較表を作成してみました。

▼FX通貨ペアの最小スプレッド

通貨ペア	スタンダード口座 マイクロ口座	ゼロ口座	KIWAMI極口座
USD/JPY	2.7pips	0.2pips	1.6pips
EUR/USD	2.1pips	0.2pips	1.3pips
GBP/USD	2.5pips	0.9pips	1.6pips
USD/CHF	3.0pips	1.2pips	2.2pips
USD/CAD	3.1pips	1.3pips	2.2pips
CAD/CHF	4.7pips	1.7pips	2.6pips
CAD/JPY	4.5pips	2.0pips	3.5pips
CHF/JPY	4.8pips	2.4pips	3.8pips
EUR/CAD	3.9pips	1.8pips	2.9pips
EUR/CHF	3.8pips	2.1pips	3.2pips
EUR/GBP	2.5pips	0.7pips	2.2pips
EUR/JPY	3.7pips	1.2pips	3.0pips
GBP/CAD	6.2pips	3.2pips	4.3pips
GBP/CHF	5.1pips	3.0pips	3.9pips
GBP/JPY	4.4pips	1.2pips	3.7pips

▼マイナー通貨ペアの最小スプレッド

通貨ペア	スタンダード口座 マイクロ口座	ゼロ口座	KIWAMI極口座
AUD/CAD	4.2pips	1.8pips	3.3pips
AUD/CHF	4.1pips	1.3pips	2.4pips
AUD/JPY	4.0pips	1.5pips	2.9pips
AUD/NZD	4.7pips	2.0pips	3.7pips
AUD/USD	2.7pips	0.8pips	2.0pips
CHF/SGD	31.6pips	23.5pips	23.1pips
EUR/AUD	4.4pips	2.5pips	3.8pips
EUR/DKK	47.1pips	35.5pips	41.6pips
EUR/HKD	63.6pips	40.0pips	48.1pips
EUR/HUF	69.4pips	38.0pips	48.3pips
EUR/NOK	193.6pips	155.0pips	184.2pips
EUR/NZD	6.2pips	3.4pips	5.2pips
EUR/PLN	86.0pips	58.0pips	65.4pips
EUR/SEK	148.3pips	105.0pips	129.3pips
EUR/SGD	20.5pips	11.2pips	12.6pips
EUR/TRY	1,548.5pips	780.0pips	1,492.5pips
EUR/ZAR	285pips	165.0pips	210.7pips
GBP/AUD	5.7pips	3.0pips	4.6pips
GBP/DKK	120.1pips	107.0pips	110.1pips
GBP/NOK	275.3pips	205.0pips	258.1pips
GBP/NZD	9.2pips	5.6pips	7.3pips
GBP/SEK	193.8pips	145.0pips	175.4pips
GBP/SGD	36.4pips	24.5pips	26.4pips
NZD/CAD	5.2pips	1.9pips	3.7pips
NZD/CHF	5.0pips	1.8pips	2.9pips
NZD/JPY	4.3pips	1.5pips	3.3pips
NZD/USD	3.1pips	1.2pips	2.3pips
SGD/JPY	23.9pips	12.0pips	12.8pips
USD/CNH	41.4pips	–	36.4pips
USD/DKK	43.8pips	34.0pips	41.0pips
USD/HKD	41.9pips	3.0pips	32.3pips
USD/HUF	80.2pips	47.5pips	55.3pips
USD/MXN	249.6pips	180.0pips	189.6pips
USD/NOK	221.6pips	174.0pips	202.5pips
USD/PLN	56.4pips	37.5pips	44.0pips
USD/SEK	166.0pips	135.0pips	155.6pips
USD/SGD	22.0pips	12.5pips	12.5pips
USD/TRY	850.8pips	480.0pips	800.9pips
USD/ZAR	219.2pips	16.0pips	197.7pips

▼貴金属の最小スプレッド

通貨ペア	スタンダード口座 マイクロ口座	ゼロ口座	KIWAMI極口座
GOLD	4.0pips	2.1pips	2.4pips
SILVER	0.4pips	0.2pips	0.3pips
XAUEUR	5.6pips	3.8pips	4.7pips

▼エネルギーの最小スプレッド

BRENTCash（Brent Crude Oil Cash）	0.03pips
NGASCash（Natural Gas Cash）	0.011pips
OILCash（WTI Oil Cash）	0.03pips
BRENT（Brent Crude Oil）	0.03pips
GSOIL（London Gas Oil）	1.30pips
NGAS（Natural Gas）	0.030pips
OIL（WTI Oil）	0.03pips
OILMn（WTI Oil Mini）	0.03pips

▼コモディティの最小スプレッド

COCOA（US Cocoa）	15pips
COFFE（US Coffee）	0.0050pips
CORN（US Corn）	0.0100pips
COTTO（US Cotton No. 2）	0.0030pips
GSOIL（London Gas Oil）	1.30pips
HGCOP（High Grade Copper）	0.0055pips
SBEAN（US Soybeans）	0.0185pips
SUGAR（US Sugar No. 11）	0.0006pips
WHEAT（US Wheat）	0.0150pips

▼株式の最小スプレッド

adidas(ADSGn.DE)	0.88pips
BMW(BMWG.DE)	0.68pips
PUMA(PUMG.DE)	0.59pips
Heineken(HEIN.AS)	0.63pips
Amazon	0.36pips
Facebook	0.93pips
Microsoft	0.88pips
Apple	0.39pips
Alibaba	0.23pips

▼株式指数の最小スプレッド

AUS200Cash	1.65pips
CA60Cash	0.80pips
ChinaHCash	3.30pips
EU50Cash	1.50pips
FRA40Cash	1.50pips
GER40Cash	1.70pips
HK50Cash	8.00pips
IT40Cash	10.00pips
JP225Cash	7.00pips
NETH25Cash	0.30pips
SA40Cash	46.00pips
SPAIN35Cash	5.00pips
SWI20Cash	3.15pips
UK100Cash	1.30pips
US100Cash	1.65pips
US2000Cash	0.40pips
US30Cash	3.75pips
US500Cash	0.55pips

XMのスプレッドの注意点

XMのゼロ口座はスプレッドの狭さが強みです。

他の口座よりも狭いスプレッドが取引ができるのは事実ですが、スプレッドが広がりやすい時間帯やタイミングへの注意を怠ってはいけません。

XMのスプレッドはインターバンク市場に連動する変動性に設定されています。

取引量が少なくなる時間帯や重要な経済指標が発表されるタイミングは、スプレッドが広がりやすくなっているので注意が必要です。
 

特にアメリカの経済指標の発表時は注意しましょう。

時間帯で言うと流動性が低くなる日本時間の早朝などはスプレッドが広がりやすいです。以下の3つのポイントに気をつけて下さい。

午前4：00～午前8：00	ニューヨーク時間の終わりと重なる日本時間
要注意	午前6：00～午前7：00

午前6：00～午前7：00は1日で最も取引量が減る時間帯です。

ただでさえ取引量が少ないのに経済指標やファンダメンタル的要因で、スプレッドが急激に拡大する可能性も考えられます。

時間帯だけでなく、外部からの影響にも気をつけて下さい。

ゼロ口座の口座開設方法

ではXMでゼロ口座を開設していきましょう。

他の口座を開設する時とやり方は同じです。口座タイプの選択画面でゼロ口座を指定するだけで簡単に口座開設ができます。

詳しい手順は口座開設の記事を参考にして下さい。

＼13,000円分のトレード資金がもらえる！／

XMで口座開設をする【無料】

XMの公式サイトにアクセスをしたら、口座開設ボタンをクリックします。

入力フォームが立ち上がりました。

居住国は日本なのでJapan、口座ブランドは入力されている状況のままで先に進めて問題ありません。

XMの口座ブランドは2種類ありますが、どちらを選んでも設定等は同じです。

次にXMで使用するメールアドレスを入力します。

XMのメールアドレス設定は赤枠の中の設定条件をクリアしていないと完了できません。

また、設定したメールアドレスにはキャンペーン情報や大切なお知らせなどが届くので、すぐに気付くメールアドレスにして下さい。

パスワードも忘れないものを設定しましょう。

メールアドレスの認証を行います。

届いていない場合はメールアドレスの入力が間違っていたか、迷惑メールに振り分けられている可能性があるので確認して下さい。

次にプロフィール認証に進みます。

表示されている必要事項を入力して下さい。

名前	ローマ字で入力
ミドルネーム	省略してOK
フリガナ	カタカナで入力
生年月日	生年月日を選択
出生地	Japan
電話番号	自宅または携帯番号を入力

電話番号は左側に国の識別番号の+81が表示されているので、最初の0を省いた残りの番号を入力すればいいだけです。

例えば「090-134-5678」の場合は、「90-1234-5678」となります。

入力が終わったら次の画面に進み、詳細な住所を英語に変換して入力して下さい。

英語変換が難しい場合は、無料ツールで変換可能です。

住所の入力が終わったら、納税情報の入力に進みます。

納税義務のある米国市民ではないのでいいえ、納税者識別番号の有無は自分で選択して入力して下さい。

要するにマイナンバーカードを登録するかしないかです。

登録しなくても問題はないので、提出したくない場合はここではいいえを選択して先に進めて下さい。

次は投資家プロフィールを入力していきます。

プルダウンから該当する回答を選ぶだけなので、簡単に入力できます。

年間投資予定額	予想年間予定投資額を選択する
取引目的	取引目的で合うものを選択する
雇用形態	雇用形態を選択する
業種	業種を選択する (ない場合は似たような業種を選択する)
推定年収	大体の年収を入力する
純資産	大体の純資産を入力する

投資額が少ない・年収や資産が少ないからと、XMでの口座開設を拒絶されることはありません。

正確に回答する必要はないので、大体で大丈夫です。

ここでやっと取引口座の設定にたどり着きました。

プラットフォームをMT4またはMT5で選択します。

次に口座タイプの選択をするプルダウンから、ゼロ口座を選んで下さい。

この後口座の基本通貨やレバレッジの設定、口座開設ボーナスを受け取るかどうかの選択などを実行し口座開設を進めていきます。

口座の有効化については以下の記事を参考にして下さい。

有効化は本人確認書類の提出作業です。

本人確認書類と住所確認書類を提出してXMに承認されれば、入金や取引ができるようになるので連続して手続きをしておきましょう。

ゼロ口座と相性がいい取引

口座開設と有効化ができたら取引が可能になります。

スプレッドが狭いゼロ口座のメリットを最大限に活かして取引をするなら、相性がいい取引手法を使うべきです。

おすすめの取引手法が2つあります。
 

該当する取引をしている人はぜひXMのゼロ口座を活用してみて下さい。

スキャルピングやEA

ゼロ口座はスキャルピングトレードとの相性がばっちりです。

数秒から数分での短時間での取引を複数回繰り返す取引であるスキャルピングは、取引回数が多いのでスプレッドが広いとコストが問題になります。

スプレッドが狭いゼロ口座ならコストを最小限に抑えられるのです。

スキャルピングは一般的に7～10pipsを狙っていきます。

多くのトレーダーは1分足や5分足を使って分析をして取引をしますが、ゼロ口座で取引をする時は1時間足も確認することをおすすめします。

初心者のうちは無理しなくてもいいですが、余裕があれば複数の時間足を使って分析をする「マルチタイムフレーム分析」を活用しましょう。

短い時間足でトレンドの強さや方向性を確認し、長い時間足でエントリーポイントを探っていきます。

ゼロ口座でのスキャルピングでは、移動平均線がおすすめです。

使われることが多いのは5分足と1時間足に100EMAの移動平均線を挿入する分析方法ですが、自分が使いやすい時間足・インジケーターの組み合わせでも構いません。

参考までに取引方法をご紹介しておきます。
 

シンプルな取引方法なのでデモでお試ししてみて下さい。

同じようにスプレッドが狭いことが理由で、トータルコストを下げることができるので自動売買(EA)取引との相性もいいです。

ゼロ口座以外の口座タイプでもEAは使えます。

マイナー通貨ペア狙い

ゼロ口座はマイナー通貨ペア狙いの取引との相性もいいです。

どの海外FX業者もそうですが、マイナー通貨ペアのスプレッドは広めになっているのでコストを抑えた口座での取引が必要になります。

▼XMマイナー通貨ペアのスプレッド

通貨ペア	最小	平均
SGD/JPY	23.6pips	12.1pips
USD/NOK	414.9pips	179.3pips
USD/PLN	74.6pips	46.5pips
USD/SEK	271.5pips	140.2pips
USD/TRY	1528.9pips	604.4pips
USD/CNH	0.0pips	0.0pips
USD/MXN	217.0pips	189.6pips
USD/SGD	21.9pips	12.0pips
USD/ZAR	26.8pips	16.5pips
USD/DKK	80.7pips	38.6pips
USD/HUF	78.6pips	50.5pips
USD/HKD	4.2pips	2.9pips
EUR/NOK	310.0pips	167.6pips
EUR/PLN	95.4pips	63.2pips
EUR/SEK	154.8pips	109.4pips
EUR/TRY	1954.8pips	1013.2pips
EUR/SGD	28.2pips	10.6pips
EUR/ZAR	477.3pips	179.4pips
EUR/DKK	41.0pips	39.9pips
EUR/HKD	111.4pips	38.8pips
EUR/HUF	88.5pips	41.1pips
GBP/NOK	579.9pips	223.3pips
GBP/SEK	380.8pips	155.5pips
GBP/SGD	131.0pips	116.2pips
CHF/SGD	27.5pips	23.3pips
NZD/CAD	4.1pips	1.8pips
NZD/CHF	3.9pips	1.5pips
NZD/SGD	20.3pips	13.0pips

リアルタイムのスプレッドはその時その時でご確認下さい。

基本的にKIWAMI極口座の方がコストは抑えられます。

ただ、取引手数料の10ドルを加えたとしてもゼロ口座の方がコストが抑えられる銘柄もあるので、よく確認して取引をして下さい。

	ゼロ口座	KIWAMI極口座
USD/MXN	197.0pips	189.6pips
USD/NOK	184.5pips	202.5pips
USD/PLN	41.5pips	44.0pips

マイナー通貨ペア・エキゾチック通貨ペアは口座の使い分けでコストが抑えられます。

最大レバレッジが500倍と1,000倍で差があることや、スワップの有無などの違いもあるので総合的な判断が必要です。

ゼロ口座ならコストを抑えてスワップトレードもできます。

XMゼロ口座のまとめ

XMのゼロ口座について詳しく解説しました。

スプレッドの狭さに特化してコストを抑えた口座で、スキャルピングや自動売買取引などにおすすめできる口座タイプです。

レバレッジ500倍・往復手数料10ドルに注意して下さい。

後から追加されたKIWAMI極口座と上手に使い分けをする必要があるので、最新の情報のチェックは欠かさないようにしましょう。

もう一度ゼロ口座のスペックを確認する方はこちら↓

▼XMのゼロ口座のスペック

口座タイプ	ゼロ口座
基本通貨	JPY・USD・EUR
プラットフォーム	MT4・MT5
スプレッド平均	0.0pips
口座開設ボーナス	◯
入金ボーナス	✕
XMP	✕
最大レバレッジ	500倍
通貨量	1ロット：100,000通貨
最小ロット	0.01ロット
最大ロット	50ロット
最大ポジション	200ポジション
発注方法	ECN方式
最低入金額	5ドル
取引手数料	往復10ドル
スワップ	あり
マージンコール	50％
ロスカット	20％
取り扱い	FX通貨ペア：54 貴金属：5 株価指数：29 株式：1,279 コモディティ：8 エネルギー：8 仮想通貨：なし

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