バイナリーオプションの無料インジケーター究極解説とオススメの組み合わせ
インジケーターはFX取引だけではなく、バイナリーオプションにおいても必須ツールです。
相場の流れを読んだりエントリー方向の判断など勝率アップのために欠かせないツールで、使わないという選択肢はありません。
しかし、種類が多くうまく使いこなすことが難しいですよね。
どれを選べばいいのか分からないよ~
筆者が実際につかっているおすすめインジケーターを紹介しますよ!
メジャーなインジケーターを使っておけばいいというものでもありません。
相場の状況や取引手法などによって使い分けをしたり、必要に応じて組み合わせて使うことも勝利へのカギとなっています。
今回はバイナリーオプションにおけるインジケーターについて詳しくまとめてみました。
この記事で分かる内容
- おすすめのインジケーター
- 各インジケーターの特徴解説
- おすすめの組み合わせ
バイナリーオプションにおいてインジケーターが超重要な理由を深掘りしていきましょう。
記事の最後には管理人のおすすめの組み合わせもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめのインジケーター20選
インジケーターはチャート分析して売買のタイミングを知らせてくれる指標のことです。
この先の相場の値動きを完全に予想することはできませんが、ただ単にチャートのローソク足の動きだけを見るよりは分析の精度が高くなります。
インジケーターの種類は2種類です。
インジケーターの種類・トレンド系
・オシレーター系
相場は多数の市場参加者の売買によって形成されているので「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」から市場心理を読み、次のトレンドや転換点を読み稼ぐことができます。
しかし、バイナリーオプション初心者にとって、テクニカル分析により市場を読むのは非常に難しいですよね。
プロのテクニカルアナリストやファンドマネージャーのような本格的なテクニカル分析ができないかな?
そんな悩みを解説してくれるのがインジケーターです。
まずはオシレーター系のインジケーターのおすすめ12選をご紹介します。
おすすめインジケーター12選
RSI
ストキャスティクス
MACD
CCI
ATR
Bears Power
Bulls Power
RCI
DeMarker
フォースインデックス
RVI
サイコロジカルライン
インジケーターを使えばトレーダーレベルを問わず、プロと同等のスピードや精度でトレードを行うことが可能と言えます。
もちろん知識は必要なので、使えば勝てると簡単に考えてはいけません。
上手にインジケーターを使いこなしてバイナリーオプションに挑戦することで、勝率を上げられる可能性が高くなると理解してください。
オシレーター系インジケーター
オシレーター系とは「振り幅」という意味で、「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を表すテクニカル分析の1つです。
相場の転換点の予想に使い、基本的に逆張りで活用されています。
買われすぎ | 売り |
---|---|
売られすぎ | 買い |
サインによってエントリー方向を決めます。
短期売買に向いているインジケーターなので、バイナリーオプションのテクニカル分析ではかなり使われています。
以下では有名なものからマイナーなものまでご紹介するので、自分が納得できるインジケーターを選びましょう。
RSI(Relative Strength Index)◎
FXやバイナリーオプションでは特に人気なテクニカル指標で、アメリカのJ・Wワイルダーが考案したものです。
相場の過熱感を表したもので特徴としては、ボックス相場(レンジ相場)のときに特に有効に働きます。
注意点トレンド相場の際にRSIに従うと、ダマシに遭うことが多いので注意が必要です。
一般にRSIは25~20を下回ると「売られ過ぎ」ており、70~80を上回ると「買われ過ぎ」だと考えられています。
70と30での設定が一般的です。
つまり、相場が買われ過ぎ水準に達していると売りサインになり、売られ過ぎ水準に達していると買いサインということになります。
しかし当然、人気が高いからといってRSIのみに頼るには分析の信頼性が低いです。
もう1つオシレーター系で似たインジケーターの『ストキャスティクス』と合わせて使うと信頼性が高くなります。
MT4での設定方法
RSIはMT4にデフォルトでついているので無料です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Relative Strength Indexをクリック
パラメーターの設定は買われ過ぎ水準を70~80%、売られ過ぎ水準を20~25%に設定することを推奨します。
ストキャスティクス ◎
ストキャスティクスはアメリカのチャート分析家ジョージ・レーンにより考案された「買われ過ぎ」と「売られ過ぎ」を判断するテクニカル指標です。
ストキャスティクスには2種類あります。
ファーストストキャスティクス | %Kと%Dの2本からなる |
---|---|
スローストキャスティクス | Slow%KとSlow%Dの2本からなる |
スローストキャスティクスが一般的だね!
でもバイナリーオプションは短期売買なのでファーストストキャスティクスで十分です
売買シグナルとしては%Kが%Dを追い越したときに「買いシグナル」、%Kが%Dを下回ったときに「売りシグナル」になります。
また一般的に、%Kが75%以上のときは買われ過ぎ水準、%Kが25%以下のときは売られ過ぎ水準となります。
MT4での設定方法
ストキャスティクスはMT4にデフォルトでついているので無料です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Stochastic Oscillatorをクリック
パラメーターの設定は買われ過ぎ水準を75%、売られ過ぎ水準を25%に設定することを推奨します。
ストキャスティクスはRSIと非常によく似ていて人気が高いので、RSIと一緒に使うことをおすすめします。
MACD(Moving Average Convergence and Divergence) ◎
通称マックディーは「移動平均収束拡散手法」や「移動平均収束乖離手法」と呼ばれ、短期移動平均線と中期移動平均線を使用し売買シグナルを読むテクニカル指標です。
マックディーはボックス相場に弱くトレンド相場に強いのが特徴です。
どう読み取ったらいいの?
MACDと呼ばれる線とMACDそのものの移動平均線であるMACDシグナルと呼ばれる線の推移でマーケットを判断しますよ
MACDがMACDシグナルを上回ったとき「買いシグナル(ゴールデンクロス)」となり、逆にMACDがMACDシグナルを下回ったとき「売りシグナル(デッドクロス)」となります。
ちなみにMACDは短期のEMA(「指数平滑移動平均」)から長期のEMAを差し引いた値なので、短期の値動きにかなり敏感に反応します。
つまりMACDは正の値をとるときに相場が強く、初心者でも簡単にシグナルの発見が可能です。
MT4での設定方法
MACDはMT4にデフォルトでついているので無料です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④MACDをクリック
パラメーターの設定は短期EMAを12、長期EMAを26、シグナルを9に設定することを推奨します。
MACDはボックス相場に弱いので、ボックス相場の際はダマシに注意しましょう。
CCI(Commodity Channel Index)
CCIはアメリカ人のドナルド・M・ランバートによって考案されたテクニカル指標です。
現在の価格と移動平均線との乖離が過去と比較してどの水準にあるのかを示しています。
乖離ってなんだっけ?
離れるという意味ですよ
つまり、 移動平均線よりも価格が高ければCCIは0より大きくなり、移動平均線よりも価格が低ければCCIは0より小さくなります。
CCIの数値は+-100や+-200といった感じで、数値に限界がないのが特徴です。
一般に+100を超えると「売りシグナル」、-100を下回ると「買いシグナル」と考えられています。
MT4での設定方法
CCIはMT4にデフォルトでついているので無料です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Commodity Channel Index(CCI)をクリック
パラメーターの設定は期間を14、適用価格をTypical Price(HLC/3)に設定することを推奨します。
ATR(Average True Range)
ATRはウェルズ・ワイルダーによって考案されたテクニカル指標です。
ボラティリティ(相場の変動率)から相場の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を判断するものです。
ATRの計算式については今回は割愛させていただきます
自分で計算することなんてないもんね!
ATRのインジケーターではATRが上昇するとボラティリティが高くなっておりATRが下降するとボラティリティが低くなっていると判断します。
ATRの見方
- 相場が上昇トレンドにある場合、ATRが上昇していると「買いシグナル」、ATRが下降していると「売りシグナル」となります。
- 相場が下落トレンドにある場合、ATRが上昇していると「売りシグナル」、ATRが下降していると「買いシグナル」となります。
MT4での設定方法
ATRはMT4にデフォルトでついているので無料です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Average True Rangeをクリック
パラメーターの設定は期間を14に設定することを推奨します。
ベアーズパワー
ベアーズパワーとは現在の安値とEMA(「指数平滑移動平均」)の差を表しています(EMAは13日間移動平均が一般的です)。
つまり、 EMAと安値の差が大きくなればなるほどベアーズパワーは大きく動くので、弱気な人が増えているということになります。
このインジケーターは「ブルズパワー」と一緒に使うので、使い方は下の「ブルズパワー」の部分でご紹介します。
ブルズパワー
ブルズパワーとは現在の高値とEMA(「指数平滑移動平均」)の差を表しています(EMAは13日間移動平均が一般的です)。
つまり、EMAと高値の差が大きくなればなるほどブルズパワーは大きく動くので、強気な人が増えているということになります。
ブルズパワーはベアーズパワーと一緒に使うので、以下では2つを利用したシグナルの判断方法をご紹介します。
2つのシグナルの判断方法
- 上昇トレンドの場合、ブルズパワーが上昇傾向にありベアーズパワーが0以下で上がり始めているとき、「買いシグナル」
- 下落トレンドの場合、ベアーズパワーが下降傾向にありブルズパワーが0以上で下がり始めているとき、「売りシグナル」
MT4での設定方法
ブルズパワーもベアーズパワーも初期状態でMT4にインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Bears PowerまたはBulls Powerをクリック
もちろん、ドラッグ&ドロップしても表示されます。
パラメーターの設定について、期間は13、適正価格はCloseにすることが一般的です。
RCI(Rank Correlation Index)
RCI(順位相関指数)は、取引の日付と価格の関係から相場の「買われ過ぎ」と「売られ過ぎ」を判断するテクニカル指標です。
通貨ペアによって変わりますが、基本的にはパラメータを9日間とします。
ボックス相場でもトレンド相場でも使うことができ、主にシグナルの判断方法は2つあります。
RCIの判断方法
- RCIが下落トレンドから上がり始めたら「買いシグナル」、上昇トレンドから下がり始めたら「売りシグナル」というシンプルな判断方法。
- RCIが底値から-80%まで上昇したときに「買いシグナル」、天井から80%まで下落したときに「売りシグナル」というRCIの範囲に着目した判断方法。
MT4での設定方法
RCIは初期搭載ではありませんが無料ダウロードが可能です。
チャートへの挿入方法は他のインジケーターと同じです。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③カスタムをクリック
④RCIをクリック
デマーカー
デマーカーもオシレーター系インジケーターなので、ボックス相場の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を判断するテクニカル指標です。
デマーカーはいつ反転するかのタイミングまでは予想しきれないので、基本的には他のインジケーターと併用します。
ちなみに、デマーカーの欠点はトレンド転換のタイミングが分からない点にあるので、トレンド系の「ボリンジャーバンド」と一緒に使うことを推奨します。
指標が0.7(70)を超えると「買われ過ぎ」で「売りシグナル」、指標が0.3(30)を下回ると「売られ過ぎ」で「買いシグナル」と判断します。
逆張りエントリーに有効で、一目で相場の判断ができることから、初心者の方でも使いやすいでしょう。
MT4での設定方法
デマーカーはMT4に初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④DeMarkerをクリック
パラメーターの設定について、期間はデフォルトで14になっていますがそのままで大丈夫です。
フォース・インデックス
フォース・インデックス(勢力指数)は、ブルズパワー・ベアーズパワーを考案した人が考えたテクニカル指標です。
相場の「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を出来高ベースで捉えていきます。
活用方法は、 フォース・インデックスが0を上回れば「買いシグナル」、0を下回れば「売りシグナル」と判断します。
フォース・インデックスも移動平均線やボリンジャーバンドなど、メジャーなトレンド系と併用することを推奨します。
MT4での設定方法
フォース・インデックスはMT4に初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Force Indexをクリック
デマーカー・移動平均線・CCIなどと併用されることが多いインジケーターです。
RVI(Relative Volatility Index)
RVI(相対的変動率指数)は相場の相対的なボラティリティを判断するオシレーター系インジケーターです。
一般的にはRSIやストキャスティクスと併用して使われます。
活用方法はRVIが0を上回っている場合「買いシグナル」、0を下回れば「売りシグナル」と判断します。
また、「シグナルライン」を基準にRVIが上回るか下回るかでゴールデンクロスとデッドクロスを判断する使い方もあります。
MT4での設定方法
RVIはMT4に初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③オシレーターをクリック
④Relative Volatility Indexをクリック
RVIはRSIやストキャスティクスと併用することが多いはずです。
そのためそれぞれのインジケーターの期間をそろえておくことを推奨します。
サイコロジカルライン
サイコロジカルライン(通称サイコロ)は、「投資家の心理」を数値化したオシレーター系インジケーターです。
サイコロジカルラインはマイナーではありますが、直感的に理解しやすい分析手法ですので初心者の方でも使いやすいでしょう。
サイコロジカルラインの概念は、例えば相場が上昇した日が続くと投資家は「そろそろ下がるだろう」と考え始めます。
これがまさに投資家心理だね!
その通り!一定期間のうちに上昇した日が何日間あったかをパーセンテージで算出し数値化したものを指します
0%~100%の間で推移しますが、25%以下で売られ過ぎと判断し「買いシグナル」、75%以上で買われ過ぎと判断し「売りシグナル」となります。
なお、サイコロジカルラインは直感的に理解できるゆえ、ざっくりとした相場観しか捉えられないので必ず他のインジケーターと併用することを推奨します。
MT4での設定方法
サイコロジカルラインは初期状態でMT4に入っていないので、自分でインストールする必要があります。
パソコンにダウンロードし、MT4でファイルを開きます。「フォルダを開く」を選択し、フォルダ内の「MQL4」をクリックします。
あとは、今までと同様です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③カスタムをクリック
④psychological-indicatorをクリック
トレンド系インジケーター
次はトレンド系インジケーターのおすすめ8選です。
トレンド系インジケーターとは主にトレンド相場(価格が下がり続けている、あるいは上がり続けている相場)で使用します。
ボリンジャーバンド ◎
ボリンジャーバンドは1980年ごろに、ジョン・ボリンジャー氏が考案した指標です。
価格が移動平均に対して乖離と回帰を繰り返し、標準偏差内に収まることからボックス相場とトレンド相場の両方で有効です。
標準偏差は±1σ,±2σ,±3のレンジがあり相場はそれぞれ、約68%、約95%、約99%の確率で収まるとされています。
活用方法はシンプルで、相場が-1σ~-3σに近付いた時「買いシグナル」、相場が1σ~3σに近付いた時「売りシグナル」と判断できます。
MT4での設定方法
ボリンジャーバンドは初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Bollinger bandsをクリック
標準偏差の設定は±1σ、±2σに、パラメータの期間は20にするのが一般的です。
一目均衡表 ◎
一目均衡表は1936年に、当時都新聞の商況部部長であった細田悟一が考案したテクニカル指標です。
国内外の個人投資家・機関投資家からかなり高い人気を誇るテクニカル指標です。
・基準線(過去26日間の最高値+最安値の平均)
・転換線(過去9日間の最高値+最安値の平均)
・先行スパン1(基準値+転換値の平均を26日先行させて表示)
・先行スパン2(過去52日間の最高値+最安値の平均を26日間先行させて表示)
・遅行スパン(当日の終値を26日間遅らせて表示)
の5本の線を使って分析します。
一目均衡表の判断方法
- 基準線の向きでトレンドを判断するほか、転換線が基準線を上回ると「買いシグナル」(ゴールデンクロス)、転換線が基準線を下回ると「売りシグナル」(デッドクロス)と判断します。
- 先行スパン1と先行スパン2で挟まれた部分を「雲」と呼び、雲を抵抗線と考えます。つまり、ロウソク足が雲を上回ると「買いシグナル」(ゴールデンクロス)、ロウソク足が雲を下回ると「売りシグナル」(デッドクロス)と判断します。
- さらに、先行スパン1と先行スパン2がクロス(雲のねじれ)したら、相場のトレンドが転換すると判断します。
- 遅行線について、遅行線がロウソク足を上回ったとき「買いシグナル」、逆に下回ったとき「売りシグナル」と判断します。
そして、①、②、④が揃ったとき強いシグナルになります。
MT4での設定方法
一目均衡表は初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Ichimoku Kinko Hyoをクリック
パラメーターの設定について、デフォルトの転換線9、基準線26、先行スパン52で使うのが一般的です。
移動平均線 ◎
単純移動平均線(通称、移動平均線)は、1960年にアメリカのJ・E・グランビルが考案したテクニカル指標で、トレンド系の代表格ともいえるものです。
移動平均とは、例えば5日移動平均線だと直近5日間の平均価格を繋いだ線の事を指します。
単純移動平均線の活用方法は大きく2つあります。
単純移動平均線の活用方法
- 移動平均線が上昇していれば「上昇トレンド」、下降していれば「下落トレンド」と判断します。
- 短期移動平均線が長期移動平均線を上回れば「買いシグナル」、短期移動平均線が長期移動平均線を下回れば「売りシグナル」と判断します。
この他にも移動平均線は「グランビルの8つの売買シグナル」があるので、そちらも参考にしてみてください。
MT4での設定方法
移動平均線もMT4に初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Moving Averageをクリック
期間は一般的に5日、25日、75日に設定することが多いです。
移動平均線は必ずインジケーターとして取り込みましょう。
ジグザグ(ZigZag) ◎
ジグザグはかなりシンプルで分かりやすいインジケーターで、高値から安値まで分かりやすく線を引いてくれるものです。
そんなのいらないと思う方もいるかもしれませんが、実際バイナリーオプションは短期で売買するので、一目で高値・安値・トレンドが分かるジグザグは初心者だけでなく熟練のトレーダーにも重宝されています。
パラメーターの設定は、初期状態の12で大丈夫ですが、変更するとジグザグが相場に敏感になったり鈍感になったりするので調整してみましょう。
MT4での設定方法
ジグザグもMT4に初期状態でインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③カスタムをクリック
④ZigZagをクリック
トレンドではなくカスタムに入っているので間違えないように注意してください。
ADX/DMI(Average Directional Movement Index/Directional Movement Index)
ADXとDMIは1978年にJ・W・ワイルダーが考案した、RSIとストキャスティクスの欠点をカバーしたテクニカル指標です。トレンドの有無と強弱を探ろうとするためのものです。
活用方法は、 +DIが-DIを上回れば「買いシグナル」、+DIが-DIを下回れば「売りシグナル」と判断します。
ADXが上昇していれば「買いシグナル」、下降していれば「売りシグナル」と判断します。
この際、DIがクロスしていてもダマシになる可能性が高いので、ADXを優先しましょう。
MT4での設定方法
ADMは初期状態でMT4にインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Average Directional Movement Indexをクリック
パラメーターの設定は14日足にするのが一般的です。
パラボリック
パラボリックはアメリカのJ・W・ワイルダーによって考案されたテクニカル指標です。
パラボリックはチャートの上下に放物線を表示させ、トレンドの「転換点」を見極めるためにあります。
パラボリックの見方
- 上昇トレンドのとき、チャートは放物線の上を推移しますが(このときは買いポジションを維持)、価格が放物線の下にきたとき(「買いシグナル」)は持高を売りポジションに変えます。
- 下降トレンドのとき、チャートは放物線の下を推移しますが(このときは売りポジションを維持)、価格が放物線の上にきたとき(「売りシグナル」)は持高を買いポジションに変えます。
MT4での設定方法
パラボリックは初期状態でMT4にインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Parabolic SARをクリック
パラメーターの設定はデフォルトのステップ0.02、最大0.2にするのが一般的です。
HLバンド
HL(High Low)バンドは、アメリカの投資家リチャード・ドンチャンによって考案されたトレンド系テクニカル指標です。
活用方法は、HバンドがLバンドを上回ったら「買いシグナル」、HバンドがLバンドを下回れば「売りシグナル」と判断します。
また、Mバンド(中間線)はHバンドとLバンドの平均線でトレンドを見ることができます。
MT4での設定方法
HLバンドは初期状態で入っていないので、自分で無料サイトからインストールしないといけません。
パソコンにダウンロードし、MT4でファイルを開きます。「フォルダを開く」を選択し、フォルダ内の「MQL4」をクリックします。
あとは、今までと同様です。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③カスタムをクリック
④HiLo Bandsをクリック
パラメーターの設定はデフォルトで問題はありません。
状況に応じて変更して使ってみてください。
エンベロープ
エンベロープは移動平均線からの乖離を見て相場の「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」を判断するトレンド系インジケーターです。
移動平均線に一定以上の乖離を持たせた線で、ボリンジャーバンドと同じ期間に設定するのが一般的です。
ボリンジャーバンドとの違いは、上下線の幅が一定であることです。
活用方法はシンプルで、ロウソク足が上下エンベロープにタッチしたらシグナルになります。
つまり、ロウソク足がエンベロープの上限に触れたら「売りシグナル」、ロウソク足がエンベロープの下限に触れたら「買いシグナル」と判断できます。
また、ボリンジャーバンドやRSIと併用することを推奨します。
MT4での設定方法
エンベロープは初期状態でMT4にインストールされています。
①メニューから挿入を選択
②インジケーターをクリック
③トレンドをクリック
④Envelopesをクリック
一般的にエンベロープの期間は20~21、偏差は0.3が使われています。
慣れたトレーダーは取引をするときの通貨ペアに応じて偏差を変更しているので、後からでもスキルアップを目指して勉強してみるのもひとつの方法です。
バイナリーオプションでおすすめのインジケーター
バイナリーオプションのトレードにおいておすすめのインジケーターをご紹介します。
おすすめのインジケーターはオシレーター系だと、RSI・ストキャスティクス・MACDです。
多くの人は何個もインジケーターを使いたくはないでしょう。できるだけ最小限にまとめるならこの3つです。
RSIとストキャスティクスは併用されることが多く、緩やかな相場で非常によく機能します。
これこそが、オシレーター系の中で最も人気のある理由です。
MACDは短期の値動きに敏感だよね
バイナリーオプションのボックス相場での逆張りはこの3つを使うと良いでしょう
トレンド系だと、ボリンジャーバンド・一目均衡表・移動平均線がおすすめです。
ボリンジャーバンド・移動平均線については、バイナリーオプションのみに関わらずどの投資においても必須です。
多くの人が使うと思いますが、一目均衡表はかなり統計的に信頼のできる仕組みになっているので一度使ってみることをおすすめします。
おすすめの組み合わせ
インジケーターの組み合わせは人それぞれです。
でも種類が多いのでバイナリーオプション初心者はまずはおすすめの組み合わせから選んで試してみて下さい。
移動平均線+RSI | 順張りにも逆張りにも使えて有能 |
---|---|
ボリンジャーバンド+RSI | 逆張りでボリンジャーバンドをラインのように使いRSIを根拠にする |
移動平均線+ストキャスティクス | 順張りで高値圏と安値圏に注目して使う |
バイナリーオプションは移動平均線・ボリンジャーバンド・RSI・ストキャスティクスの4つが使えれば、大抵の分析はできます。
中期・長期でエントリーをする人はMACDをプラスしましょう。
人の真似をするよりも自分の取引手法と合うインジケーターを使うのがポイントです。
バイナリーオプションでインジケーターを使う時の注意点
インジケーターにはたくさんの種類があります。
それぞれの特性を活かして、その時の相場の状況に適したインジケーターを使うことが最大のコツです。
分析の精度を落とさないように、以下の3つの注意点に気をつけて下さい。
特定のインジケーターだけを使わない
1つのインジケーターで分析をして取引をしようとする人もいます。
もちろん相場の状況によっては1つのインジケーターだけでも、ある程度の予想が立てられる場合もあるので絶対にダメとは言えません。
でも100%勝てるインジケーターはないので、複数使用がおすすめです。
1つのインジケーターに頼り切ってしまうとダマシにあう可能性があります…
取引をする通貨ペア・銘柄が決まったら相場の値動きをよく見て、精度の高い分析ができるインジケーターをピックアップしましょう。
トレンド系とオシレーター系を組み合わせるのがおすすめです。
反応が遅いなどの弱点をカバーできるので、ダマシのリスクを回避できます。
インジケーターを乱用しない
インジケーターを組み合わせて分析をするのは有効です。
ただ、念には念をと考えすぎて、チャート上にたくさんのインジケーターが入りすぎてしまっている人もよく見かけます。
多ければ多いほどいいということはありません。
インジケーターを乱用するとサインを見逃す原因にもなるよ…
チャートやインジケーターのサインが見にくくなっては意味がありません。
必要最低限のインジケーターを組み合わせて、無駄のないテクニカル分析ができるように意識して挿入して下さい。
その他の分析と併用する
テクニカル分析だけで値動きを予想するのもいいですが、併用もおすすめです。
色々な方向から相場を分析しておくことで、より強い根拠を持ってエントリーすることができるようになるでしょう。
併用する分析・ファンダメンタルズ分析
・マルチタイムフレーム分析
ファンダメンタルズ分析では、世界の経済に関する情報や事件・事故などの情報を集めます。
経済状況が安定している国の通貨は買われやすい、経済状況が不安定な国の通貨は売られやすいという傾向があります。
経済指標の発表に注目し、金利の上げ下げなどを見て今後の値動きを予想するのです。
中期的な値動きの分析が得意なのでファンダメンタルズ分析だけで取引をしないで下さい。
マルチタイムフレーム分析は複数の時間足を見て分析をすることです。
時間足は長い方から確認していきます。
日足からスタートして最終的に1分足まで確認します。
長期足の相場の方向性には逆らわないで下さい。例えば1時間足でトレンドが出ているのに、逆張りは厳禁です。
テクニカル分析と組み合わせてより強い根拠を探しましょう。
不明なインジケーターを買わない
インジケーターもツールのように販売されています。
何十万円もするようなインジケーターは売られていませんでしたが、数千円~数万円で販売されているのでコストがかかるのは間違いありません。
例えばこちらのヤフオクのインジケーターの出品です。
480種類のインジケーターが1,000円のスタートです。
気になるのは「聖杯手法あり」という記載で、バイナリーオプションやFXなどの投資には聖杯なんてものはないので怪しいと感じてしまいます。
個人が販売するインジケーターにも有効なものは確かにあるでしょう。
ただ、見極めが難しく詐欺にある可能性もあるのでおすすめしません。使えないインジケーターを買わされる可能性も。
MT4・MT5のインジケーターで十分なのでわざわざお金を出して買わなくても問題ありません。
ツール購入はよく聞くけどインジケーターを買っている人は多くはないみたいですね!
まとめ
メジャーなインジケーターからマイナーまでご紹介しました。
インジケーターはテクニカル分析をより速く簡単にしてくれるものですが、その分析手法の計算方法や仕組みは理解したうえで使うとさらに効率的なインジケーターを探すことができるでしょう。
どのインジケーターを使うにしても、パラメーターの設定にしても必ずご自身でデモトレードをして試してみましょう。
当然のことですが無料のインジケーターは有料のものより劣るなんてこともありません。
実際、ストキャスティクスや移動平均線、ボリンジャーバンドなどはプロの機関投資家でも使っています。
インジケーターを理解して後は試行錯誤を繰り返して自分だけのインジケーターを見つけましょう。
この記事を書いた人 |
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出身:大阪府 趣味:釣り・旅行 投資歴:10年 サイト管理人の田中国男です。 僕がBO初心者の時、詐欺業者に入金後、資金を持ち逃げされて悔しい思いをしました(泣) さらに詳しいプロフィールはこちらに! |
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ビットコインの気配値が表示されません、
どうすれば表示されるようになるのでしょうか?