バイナリーオプションで複利を駆使し資産を劇的に増やす4つの秘密

更新[2024/08/01]

バイナリーオプションは複利を使った資産の運用方法があります。

効率よく資産を増やすことができる管理方法なのですが、成功させるにはコツがあり知識も絶対に必要です。

今回はバイナリーオプションの複利について解説します。

バイナリーオプションにおける複利運用とは？

バイナリーオプションは複利を利用しないと効率的に資産が増やせません。

“複利とは資金を倍増する技である”。

例えば競馬では複コロといって、複勝で得た利益を使ってそのまま新たに複勝に注ぎ込む技があります。
 

上記のような具合に複勝1回の利益は少ないですが得た利益を注ぎ込むことで1回の払い戻し金額を上げていくやり方です。

勝てば勝つほど1回の利益が増えていきます。

複利は腹コロと同じで、勝つことによって増えた資金を使い一定の利率でエントリー額を増やしていきます。

そうすることで1回のエントリーで得る利益も増えていくのです。

同じ勝率を保っていけるなら資金はどんどん倍増していきます。

逆に利益を得てもエントリー額を増やさず、ずっと同じ額でエントリーすることを単利といいます。
この場合、同じ勝率を保ちつづけても同じ額ずつしか利益が増えません。

運用シミュレーション

手持ちの資金が1万円、ペイアウト2倍の取引のときで複利、単利の運用をそれぞれ考えてみましょう。

単利の場合

エントリー金額	判定	資金
1万円	勝利	2万円
1万円	勝利	3万円
1万円	勝利	4万円
1万円	勝利	5万円

単利は投資額を変更しません。

勝利して資金が増えたとしても一定の掛け金のまま取引をします。

では次は複利を見てみましょう。

複利の場合

エントリー金額	判定	資金
1万円	勝利	2万円
2万円	勝利	4万円
4万円	勝利	8万円
8万円	勝利	14万円

3回勝ったら単利と複利では11万円の差が出来ました。
どうですか？この威力。まさに界王拳です。

しかし、これは得た利益をフルに使い3回連続で勝った時の場合です。
複利は”戦闘力が倍増するけど体への負担が大きい”デメリットがあります。

では、どれだけ負担が掛かるでしょうか？シュミレーシュンを行ってみましょう。

条件別シュミレーシュン

バイナリーオプションで最も利用されているハイローオーストラリアではHIGH-LOW TURBOをされる方が多いと思います。

ですが、ペイアウト1.85倍などでのシュミレーシュンでは分かりにくいので、分かりやすくするためHighlowスプレッドのペイアウト2倍でシュミレーシュンをしてみましょう。

海外バイナリーオプション業者の多くが1000円単位でのエントリーとなっているので100の位は切り捨てて考えます。

複利では資金の何%を取引に回すのかが重要になってきますが、今回は5％で考えてみます。

元手資金1,000,000円で、資金と勝率を変えつついくつかのパターンを想定しました。

複利5%・勝率50%場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	52,000円	敗北	998,000円
3回目	49,000円	勝利	1,047,000円
4回目	52,000円	敗北	995,000円
5回目	49,000円	勝利	1,044,000円
6回目	52,000円	敗北	995,000円
7回目	49,000円	勝利	1,041,000円
8回目	52,000円	敗北	989,000円
9回目	49,000円	勝利	1,038,000円
10回目	51,000円	敗北	987,000円

10回エントリーした結果987,000円になりました。元手を割り込んでしまいましたね。

複利で勝ちと負けを繰り返した場合、資産は上げ下げを繰り返しながら少しずつ減らしていきます。

そして、この条件なら400,000円を下回ったところで下げ止まります。

当たり前ですが勝率50%以下では複利の効果がなく、資産が減っていくということです。では、単利ではどうでしょう。

単利5％・勝率50%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,000,000円
2回目	50,000円	敗北	1,050,000円
3回目	50,000円	勝利	1,000,000円
4回目	50,000円	敗北	1,050,000円
5回目	50,000円	勝利	1,000,000円

単利の場合は上げ下げを繰り返すだけですよね。

では複利で仮に連勝を重ねたあとに負けて勝率50%に収束した場合はどうでしょうか。

その場合でもやはり同じです。連勝して一時的に資金は倍増しますが、その後、勝率50%に収束すると最終的に資産を減らしていくことになります。

次に勝率60%の場合を見てみましょう。

複利5%・勝率60%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	52,000円	敗北	998,000円
3回目	49,000円	勝利	1,047,000円
4回目	52,000円	敗北	995,000円
5回目	49,000円	勝利	1,044,000円
6回目	52,000円	勝利	1,096,000円
7回目	54,000円	勝利	1,042,000円
8回目	52,000円	敗北	1,094,000円
9回目	54,000円	勝利	1,040,000円
10回目	52,000円	敗北	1,092,000円

 

単利5%・勝率60%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	50,000円	勝利	1,100,000円
3回目	50,000円	敗北	1,050,000円
4回目	50,000円	勝利	1,100,000円
5回目	50,000円	敗北	1,050,000円
6回目	50,000円	勝利	1,100,000円
7回目	50,000円	敗北	1,050,000円
8回目	50,000円	勝利	1,100,000円
9回目	50,000円	敗北	1,050,000円
10回目	50,000円	勝利	1,100,000円

10回エントリーした結果資産は1,092,000円になりました。

資金が92,000円増えました。さらに10回すると、資金1,191,000円となり、191,000円の利益です。

単利5％・勝率60%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	50,000円	勝利	1,100,000円
3回目	50,000円	敗北	1,050,000円
4回目	50,000円	勝利	1,100,000円
5回目	50,000円	敗北	1,050,000円
6回目	50,000円	勝利	1,100,000円
7回目	50,000円	敗北	1,050,000円
8回目	50,000円	勝利	1,100,000円
9回目	50,000円	敗北	1,050,000円
10回目	50,000円	勝利	1,100,000円

10回やって100,000円増えました。さらに10回すると、資金1,200,000円となり、200,000円の利益です。

勝率60%だとまだ単利のほうがリスクが低い気がしますね。
エントリーを40回するとやっと複利が単利を17,000円だけ上回ります。

では、70%の場合を見てみましょう。

複利5%・勝率70%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	52,000円	勝利	1,102,000円
3回目	55,000円	勝利	1,047,000円
4回目	52,000円	勝利	1,099,000円
5回目	54,000円	敗北	1,045,000円
6回目	52,000円	敗北	993,000円
7回目	49,000円	勝利	1,042,000円
8回目	52,000円	勝利	1,094,000円
9回目	54,000円	勝利	1,148,000円
10回目	57,000円	勝利	1,205,000円

10回のエントリーで資金は205,000円増えました。

さらに10回やると、資金は1,453,000円となる20回のエントリーで453,000円プラスです。
単利の場合はどうでしょうか。

単利5％・勝率70%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	50,000円	勝利	1,050,000円
2回目	50,000円	勝利	1,100,000円
3回目	50,000円	敗北	1,050,000円
4回目	50,000円	勝利	1,100,000円
5回目	50,000円	勝利	1,050,000円
6回目	50,000円	敗北	1,100,000円
7回目	50,000円	勝利	1,150,000円
8回目	50,000円	勝利	1,200,000円
9回目	50,000円	敗北	1,150,000円
10回目	50,000円	勝利	1,200,000円

10回で200,000円増えました。
さらに、10回すると、資金は1,400,000円になります。20回で利益が400,000円です。

複利の場合は20回で453,000円なので、 勝率70%を維持した場合、複利運用のほうが短期でも多少リターンが上回ることがわかりました。

しかし、少しの差です。これではメリットを活かしきれません。

では複利運用を10%に引き上げたらどうでしょうか。勝率は70%をキープした場合を見てみましょう。

複利10%・勝率70%の場合

	エントリー金額	判定	資金
1回目	100,000円	勝利	110,000円
2回目	110,000円	勝利	121,000円
3回目	121,000円	敗北	108,000円
4回目	119,000円	勝利	119,000円
5回目	131,000円	勝利	131,000円
6回目	144,000円	勝利	144,000円
7回目	130,000円	敗北	130,000円
8回目	143,000円	勝利	143,000円
9回目	129,000円	敗北	129,000円
10回目	1,149,000円	勝利	1,419,000円

資金1,419,000。10回のエントリーで419,000円プラスになりました。
さらに、10回すると、資金は2,016,000円に膨れ上がります。

たった20回のエントリーで1,016,000円の利益ですね！

単利で10,000円運用を行い勝率70%の場合は20回で800,000円の利益なので216,000円の差が生まれます。

これこそまさに界王拳です。

複利のメリットとデメリット

複利には大きなメリットと大きなデメリットがあります。

シュミレーションで確認したのですでに理解しているかもしれませんが、ここでメリットとデメリットを比較してみましょう。

メリット「無駄のない運用方法」

複利は勝率を約55%以上維持できれば長期的に資金がどんどん増えていきます。

利率を上げれば上げるほど加速度的に資産が増加するので、勝率に自信があれば複利運用を取り入れるべきでしょう。

複利の大きなメリットは3つです。
 

資金が減ったときでもその分、掛け金が減るので勝率さえ維持出来ていればリスクは少ないと言えます。

デメリット「心理的ダメージ」

せっかく得た利益を注ぎ込んでしまうので負けた時の心理的ダメージはデカイです。

利率を上げればそれだけ1回の負けが巨大なダメージになります。さらに負けを重ね目標の勝率を維持出来なくなれば冷静なエントリーも難しくなります。

複利の大きなデメリットは2つです。
 

複利で資金が増えるのはプラス運用の時だけです。

マイナスの状態が続いていれば資産は増えるどころか、どんどん減って損失が大きくなってしまう可能性があります。

したがって、複利運用で資産を倍増させ続けるには損益分岐点を超えた勝率を保ち続けることが大事になります。

複利を単利で補うコンボ技

複利のデメリットで上げた「心理的ダメージ」を減らす方法があります。

利率を上げるタイミングを資金の余裕が出来るまで待ってから上げる方法です。

例えば、資金1,000,000円エントリー額10,000円で開始して1,100,000円になるまでは単利で運用します。
目標額に達したらエントリー額を20,000円に引き上げます。次は1,200,000円まで待ってエントリー額を30,000円に引き上げます。

こうすることで、エントリー額の引き上げまで余裕を作り複利のデメリットを補うことができます。あらかじめ自分で引き上げのタイミングを決めておくといいでしょう。

大きく負けないこと、それがいちばん大事

ここまで複利運用について説明してきました。
複利は確かに資金を倍増させることができます。

しかし、大きく勝とうとして自分の資金を超えた利率で運用していたら、あっという間に大切な資金を失うことになります。

バイナリーオプションに使う資金は総資産の10%までが安全です。

さらにそこから1回のエントリーは1%～5%が余裕を持って回せる金額なので、資金量や取引スキルから考えて設定してみて下さい。

早く稼ぎたいからと自分の資産に釣り合わない額で複利運用を行っているとあっという間に資産を失ってしまうことになります。

大きく負けると青ざめてしまい冷静なエントリーも出来ません。

大事なのは確実に増やすこと=負けないことです。大きく勝とうとせずに着実に増やしていくために複利運用を取り入れましょう。

この記事を書いた人
出身：大阪府 趣味：釣り・旅行 投資歴：10年 サイト管理人の田中国男です。 僕がBO初心者の時、詐欺業者に入金後、資金を持ち逃げされて悔しい思いをしました(泣） 以来、必死に勉強して徐々に勝率を上げ今では専業トレーダーに。 僕のような被害者を生まないために2015年、このサイトを立ち上げて有益な情報を発信しています！ さらに詳しいプロフィールはこちらに！