FXを移動平均線で攻略!種類や設定から手法まですべてを解説
移動平均線はFXの分析の基本となるインジケーターです。
一定の期間の為替レートから平均レートを導き出しチャートにしたもので、相場のトレンドを一目で確認することができます。
シンプルで初心者にも使いやすく、プロも活用する人気の高さです。
今回はFXに欠かすことができない基本のインジケーター「移動平均線」について、種類・設定・手法などすぐに使えるようになる情報をすべて解説します。
名前は知っていてもどうやって使えば良いのか分かりません!
大丈夫です。初心者にも理解できるように基本から解説します。
移動平均線の役割
移動平均線は相場のトレンドの向きや強さを分析するインジケーターです。
一定期間の平均価格を線で繋いでチャート上に表示したもので、基本的には終値の平均が結んであります。
終値は4本値の中でも最終価格なので重要視されているからです。
移動平均線は1本で使う場合もあれば、複数挿入して使う場合もあります。
期間によって短期移動平均線・中期移動平均線・長期移動平均線に分けられ、組み合わせて使われることが多いです。
短期移動平均線 | 5日・10日・14日・15日・20日など |
---|---|
中期移動平均線 | 50日・60日・75日など |
長期移動平均線 | 100日・200日など |
トレーダーの手法によって移動平均線の設定日数は違うので、この設定なら勝てる・この設定が正解などはありません。
チャートに表示させれば、相場のトレンドの向きや強さが分かります。
移動平均線が右肩上がり | 上昇トレンド |
---|---|
移動平均線が右肩下がり | 下降トレンド |
移動平均線が横ばい | レンジ相場 |
レンジ相場とは値動きがほぼない状態の相場のことです。
市場の参加者が少ない時間帯やトレンドを動かす材料がない時、相場の先行きが不透明な状況の時に発生しやすくなっています。
また、移動平均線は上昇や下降の角度によって、トレンドの強さの判断をすることもできます。
このように移動平均線でトレンドの向きや強さが予想できるのです。
チャートを見るだけじゃ分からない情報が簡単に手に入るインジケーターですね!
FXの相場分析には欠かせない存在です!
移動平均線は4種類ある
移動平均線は全部で4種類あります。
みなさんが知っている移動平均線は単純移動平均線と言って、FXやバイナリーオプションで広く使われているものです。
あと他にも3種類の移動平均線があり、目的ごとに使い分けができます。
移動平均線の種類①SMA:単純移動平均線
②EMA:指数平滑移動平均線
③SMMA:平滑移動平均線
④LWMA:線形加重移動平均線
平滑移動平均線や線形加重移動平均線は知らない人も多いでしょう。
FXを始めたばかりの初心者トレーダーのうちは使うことはほぼありませんが、今後のためにも知っておくと有利になります。
単純移動平均線(SMA)
まずは多くのトレーダーが使っている単純移動平均線をご紹介します。
FXで最も使われている移動平均線です。
移動平均線と呼ばれているインジケーターは、単純移動平均線(SMA)を指していることがほとんどです。
MT5の挿入から「Moving Average」を選んでみましょう。
移動平均線の挿入画面になります。MT5では単純移動平均線は「Simple」です。
その名の通り単純移動平均線は一定期間の価格の平均値を線で結んだチャートで、仕組み自体がシンプルなことが名前の由来になっています。
例えば日足チャートの日数を5日で設定したとします。
1日 | 100円 |
---|---|
2日 | 97円 |
3日 | 99円 |
4日 | 101円 |
5日 | 96円 |
移動平均線は「(100+97+99+101+96)÷5=98.6」と計算されます。
シンプルな計算式であることから分かるようにFX初心者にも理解しやすい指標なので、初めて使うインジケーターとしてもおすすめです。
ただ、直近の値動きに鈍感というデメリットもあります。
単純に過去の平均値を計算しただけの指標なので、急な相場の変動による乖離がチャートに反映されにくいことが原因です。
しっかり相場の値動きについて行こうとする時には物足りないですね…
指数平滑移動平均線(EMA)
次は指数平滑移動平均線です。
移動平均線の次にFXでは使われることが多いインジケーターで、過去の価格よりも直近の価格に重きを置いて導き出された平均値が表示されます。
MT5では「Exponential」で挿入できます。
移動平均線との違いは2日目以降の計算式が「前日の指数平滑平均+k×(当日終値-前日の指数平滑平均)」になることです。
kとnは「k=2÷(n+1)・n=期間」を示しています。
1日目の計算方法は移動平均線と同じです。
複雑すぎて計算できません!
自分で計算する訳ではないので心配ないですよ!
指数平滑移動平均線は直近価格に重きを置いているので、移動平均線よりも反応が早いメリットがあります。
200日の移動平均線と指数平滑移動平均線を見て下さい。
緑色でチェックしている下落や上昇の値動きに対して、赤色の単純移動平均線よりも青色の指数平滑移動平均線の方が早く反応しています。
売買サインは移動平均線よりも判断しやすいです。
他にも指数平滑移動平均線をFXではレジスタンスライン・サポートラインとして使っている人もたくさんいます。
サポートラインは下値支持線のことで、これ以上価格は下がらないだろうと予想できる水準のことです。
反対にレジスタンスラインは上値抵抗線のことで、これ以上価格は上がらないだろうと予想できる水準を意味しています。
ラインを引くのが苦手な人におすすめです!
確かに指数平滑移動平均線を使えば簡単ですね!
平滑移動平均線(SMMA)
次は平滑移動平均線です。
指数平滑移動平均線と名前が似ていますが、あまり馴染みがないトレーダーも多いインジケーターではないでしょうか。
FXでは使われる頻度は多くないようです。
MT5では「Smoothed」を選択すると、平滑移動平均線が挿入できます。
平滑移動平均線はノイズを減らすことに重きを置いたインジケーターです。
値動きの変化に即座に反応しないように改良されているので、移動平均線や指数平滑移動平均線よりもなめらかな動きをします。
自分で計算することはありませんが、参考までに紹介しておきます。
1番目の値 | SMMA1 =SUM(終値、期間n)/ n |
---|---|
2番目以降 | SMMA2 =(SMMA1 ✕(nー1) + 終値) / n SMMA3 =(SMMA2 ✕(nー1) + 終値) / n SMMA4 =(SMMA3 ✕(nー1) + 終値) / n |
かなり複雑なので自動計算で表示してくれるのは助かりますね。
平滑移動平均線は計算で(n-1)で◯倍にしてその日の終値を合計して設定期間で割ることで、直近の値に重きを置いているのです。
直近の値に比重をかけているので、過去の値の影響をできる限り抑えています。
だからノイズが減らせるってことですね!
その通りです。とても滑らかな動きでノイズを除外しながらトレンドが掴めます。
線形加重移動平均線(LWMA)
最後はFXではメジャーな線形加重移動平均線です。
テクニカル分析にかなりこだわりを持っていて、珍しいインジケーターを駆使しているトレーダーから人気があるインジケーターとなっています。
線形加重移動平均線は「Linear Weighted」を押せば挿入できます。
線形加重移動平均線は単純移動平均線に、直近のレートに重きを置く仕組みをプラスさせたインジケーターです。
レートを遡れば遡るほど比重も一定の比率で減少させます。
だから線形加重という名前がついているんですよ!
なるほど!でも指数平滑移動平均線や平滑移動平均線も直近の価格を重要視していたし、何が違うんですか?
指数平滑移動平均線や平滑移動平均線との違いは、比重を減少させる点です。
線形加重移動平均線はレートが古いほど比重を大きく減らすので、反応は遅くなってしまうデメリットがあります。
FXでもバイナリーオプションでもあまり使われることはないようです。
知識として知っておけばいざという時に活用できるかもしれないので、こんな移動平均線もあるというくらいには頭に入れておいて下さい。
FXの分析をする時の移動平均線の設定
FXでは基本的に単純移動平均線・指数平滑移動平均線が使われています。
今回は初心者トレーダーでもプロトレーダーでも使っている一般的な「単純移動平均線」を使って、取引の種類ごとの設定方法を解説します。
FXで使われることが多い設定は以下の通りです。
5日 | FX取引ができる月曜~金曜までの5日 |
---|---|
25日 | 1ヶ月のうち取引ができるおよその営業日数 |
75日 | 3ヶ月分の営業日 |
200日 | 1年間に相場が開いている営業日 |
設定に迷った時は上記の表を参考に選んでみて下さい。
ではMT4やMT5を操作しながら単純移動平均線をチャートに挿入してみましょう。
設定の数値に正解はありません。多くの人が設定している平均的な数値をご紹介しているので、自分流に変更しても大丈夫です。
デイトレードの設定
まずはデイトレードの単純移動平均線の設定です。
デイトレードは1日以内で取引を完了させるので、短期間の相場をしっかりと把握しておくことが勝利への大きなポイントになります。
さらにポジションの保有時間が長くなる可能性も考えて、中期の相場の方向性の把握も重要です。
よってFXのデイトレードでは以下のような設定をおすすめします。
短期移動平均線 | 5日・10日・20日・25日 |
---|---|
中期移動平均線 | 75日・100日 |
時間足 | 5分・15分・60分 |
短期と中期の相場をシンプルに分析することができる設定です。
もう1パターンよく使われる設定があります。期間75と期間25の単純移動平均線を挿入する方法です。
デイトレードは長期の値動きを1時間~4時間の時間足で把握して、エントリーを5分・15分・30分の時間足で狙うことが多いからです。
期間75と25で単純移動平均線を入れたら、順張りエントリーをします。
いくつか設定パターンを探して試してから決めると失敗しません。
自分のスキルやその時の相場の状況にもよりますね!
スイングトレードの設定
次はスイングトレードの単純移動平均線の設定方法です。
スイングトレードになるとデイトレードよりもより長いポジション保有時間になるので、取引完了まで数日~数ヶ月かかります。
日足や週足を使って、直近の値動きを把握しましょう。
短期移動平均線 | 5日・10日・21日・25日 |
---|---|
長期移動平均線 | 200日 |
時間足 | 1時間足・4時間足・日足・週足 |
FXのスイングトレードでは日足や週足がよく使われます。
短期・中期として期間5や期間25を設定して直近の大きな値動きを把握し、1時間足や4時間足で期間75や期間200を設定して取引をする流れです。
デイトレードと同じようにトレンドフォローをおすすめしています。
エントリーのタイミングを取るときも、長期トレンドが把握できた方がいいので長期移動平均線を挿入しておきましょう。
スキャルピングトレードの設定
最後はスキャルピングトレードの単純移動平均線の設定です。
FXのスキャルピングトレードは数分などの短い時間で取引を完結させることを繰り返すトレード方法で、コツコツ利益を積み重ねる手法となっています。
よって短い時間足に短期・中期移動平均線を組み合わせるのが一般的です。
長期足も表示させて相場分析をするトレーダーもいます。
短期移動平均線 | 5日 |
---|---|
中期移動平均線 | 8日・10日 |
長期移動平均線 | 13日・20日 |
時間足 | 1分足・5分足 |
取引をする時の相場の値動きをよく見て、直近の値動きについて行ける設定値を考えてみて下さい。
挿入して変更しながら調整していくとより精密な分析ができます。
FXの移動平均線を使ったスキャルピングではゴールデンクロス・デッドクロスで取引をする人が多いです。
移動平均線を使ったFXの手法
ではいよいよ移動平均線を使った手法の解説に入ります。
FXのトレード手法は数え切れないほどたくさんあるので、今回はメジャーに使われていて初心者にもおすすめできる手法を厳選しました。
まずは簡単な移動平均線を使った分析から挑戦してみましょう。
取引や手法の攻略に慣れてきたなと思ったら、独自の手法を考えてみたり人の難易度の高い手法に挑戦するのもひとつの方法です。
ゴールデンクロス・デッドクロス
かなりメジャーなゴールデンクロス・デッドクロスを使った手法です。
ボリンジャーバンドが有名ですが、移動平均線でもゴールデンクロス・デッドクロスは出現するので覚えていきましょう。
設定の基本的な組み合わせは以下の通りです。
短期線 | 中期線 | 長期線 | |
---|---|---|---|
日足 | 5日 | 25日 | 75日・100日・200日 |
週足 | 9週 | 13週 | 26週・52週 |
月足 | 12ヶ月 | 24ヶ月 | 60ヶ月・120ヶ月 |
FXでは25日や75日が多く使われ、より短い期間の値動きの分析をする場合には5日・20日が多く使われています。
一般的に使われる設定値なので、絶対ではありません。
移動平均線の交差が出現したら、ゴールデンクロス・デッドクロスと言い売買のサインとして判断されています。
まずはゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスは短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けることです。
相場が上昇傾向にある買いのサインとして判断されます。
これからぐーんと相場が上昇するってことですね!
ゴールデンクロスが出現したからと絶対急上昇するとは限らないところが難しいポイントです…
判断の難しさはありますが、相場の方向感を掴むサインとしては分かりやすいです。
その他のインジケーターと組み合わせてより強い根拠が得られるように対策をしたり、価格変動を見て判断することをおすすめします。
移動平均線の他にもMACDたストキャスティクスでゴールデンクロスは確認できます。
もうひとつはデッドクロスです。
デッドクロスは短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜けることです。
相場が下落傾向にある売りのサインとして判断されます。
ゴールデンクロスと同じようにデッドクロスが出現したら、絶対に今後下落するとは限らないところが難しいポイントです。
ゴールデンクロスは買いサイン、デッドクロスは売りサインと判断します。
FXでは多くのトレーダーが売買サインとして判断を下しているポイントなので、大衆心理を参考に取引をすることが可能です。
詳細をバイナリーオプション向けに解説した記事があります。
FXでの取引でも使い方は同じなので、より詳しくゴールデンクロス・デッドクロスについて学びたい方は以下の記事を参考にして下さい。
移動平均乖離率
移動平均線の移動平均乖離率は主にスイングトレードに活用できます。
FXで取引をしようとしている通貨ペアや銘柄の相場の過熱感、要するに「買われすぎ」「売られすぎ」の状態の判断ができるのです。
移動平均乖離率とは終値と自身が指定した期間の中で移動平均線の平均値がどれだけ離れているかを数値化したもの。
移動平均乖離率には経験則があります。
5%以上の乖離率になった場合 | 目先調整の局面を迎える相場である |
---|---|
10%以上の乖離率になった場合 | トレンドが終わった地点である |
移動平均乖離率が5%以上になると目先調整の局面を迎えたと判断され、10%以上になると上昇トレンドが終わった地点と判断されます。
10%以下の移動平均乖離率になったら、下降トレンドの終了の判断です。
MT4・MT5には移動平均乖離率を表示させるインジケーターはデフォルトで搭載されていないので、自分でダウンロードする必要があります。
たくさんの種類の移動平均乖離率のインジケーターがあるので検索してみて下さい。
ダウンロードができたらチャートに表示させてみましょう。
サインが出現した時点で大きな変動ではありませんが、値動きが変わったのが確認できます。
買われすぎが上方乖離、売られすぎが下方乖離です。
反落や反発のサインとなります。基本的にFXでは逆張りエントリーをする時に活用されているインジケーターです。
移動平均乖離率で分析をする時は2つのことに注意して下さい。
移動平均日数の決め方 | 移動平均の日数によって乖離率が変わるので、通貨や銘柄の特徴や相場の状況を見て最適な日数を設定する |
---|---|
横ばいの状況では使えない | レンジ相場では乖離が起きないので有効にならない |
移動平均乖離率を表示させる時の日数は状況に応じて設定しましょう。
一度、過去の乖離率の動きを確認して参考にしながら日数を決めると効果的です。
また、レンジ相場では移動平均乖離率は参考にできません。
チャートが 横ばいの状態では乖離が起きないので、上昇トレンドや下降トレンドが発生している状態で活用するようにして下さい。
グランビルの法則
グランビルの法則と移動平均線の組み合わせもFXには有効です。
アメリカのアナリスト「ジョセフ・E・グランビル」が考案した理論で、移動平均線の方向や乖離率から相場の方向性を分析します。
出典:OANDA
【赤の買いパターン】
①移動平均線が上向きになりつつ、価格が下から上に抜けた
②移動平均線が上昇中で価格が下がって移動平均線を上回り、再度下回った
③上昇中の移動平均線に向かって価格が下がり、移動平均線の手前で価格が上がった
④価格が移動平均線から大きく下に乖離した
【青の売りパターン】
①移動平均線が下向きになりつつ、価格が上から下に抜けた
②移動平均線が下降中で価格が上がって移動平均線を下回り、再度上回った
③下降中の移動平均線に向かって価格が上がり、移動平均線の手前で価格が下がった
④価格が移動平均線から大きく上に乖離した
グランビルの法則では移動平均線同士の交差を、ゴールデンクロス・デッドクロスとは判断しません。
ローソク足と移動平均線の交差がゴールデンクロス・デッドクロスと考えられます。
グラインビルの法則の買いパターン・売りパターンから、取引の判断をしてエントリーをしてみて下さい。
売りと買いのパターンを覚えるのは大変ですね…
移動平均線の使い方では上級なので慣れてから試してみて下さい。
移動平均線でFXの分析をする時の注意
移動平均線は様々な分析方法に使える便利なインジケーターです。
シンプルな仕組みなので初心者にも使いやすいのはメリットですが、使い方を間違えてしまうと有効活用できないので注意して下さい。
次はFXで移動平均線を使う時の注意点を2つご紹介します。
挿入しすぎて複雑にしない
移動平均線は複数の期間を組み合わせて使うのが一般的です。
より精度の高い分析をしたいからと、かなり細かく期間をきざんで大量に移動平均線を挿入してしまう人もいます。
こんなにたくさんの移動平均線があると、重要なポイントが分かりにくいです。
売りサイン・買いサインがたくさん出てしまうので、本当に有効な売りや買いのポイントの判断が難しくなってしまいます。
視覚的に相場の動きを見ることができるメリットがなくなってしまうのです。
移動平均線を入れるなら短期・中期・長期と、最大でも3本程度にしましょう。
こだわって複雑化させて分析に使うよりも、シンプルな仕組みを活かしてシンプルに使う方が移動平均線の効果は得られます。
弱点をカバーして使う
移動平均線には弱点があります。
短期移動平均線 | 相場の追随性は高いがダマシが多い |
---|---|
長期移動平均線 | 相場の追随性が低く反応が遅い |
短期移動平均線は最も相場への追随性は高く、値動きの変化に対する反応は早いですが、ダマシが多い弱点があります。
長期移動平均線はダマシは少ないですが、値動きへの反応が遅いです。
FXでは移動平均線とRSIのペアがよく使われています。
RSIは移動平均線が横ばいの状態の時が信憑性が高いです。
上記のチャートで見ると赤い◯の部分は移動平均線が上昇しています。横ばいではないので見送るポイントです。
逆に青い◯のポイントの移動平均線は横ばいで信憑性が高くなっています。
トレンドをフォローして順張りをすればいいんですか?
移動平均線+RSIは使うタイミングで順張り・逆張りの判断が変わります。
時間帯や値動きによって順張り・逆張りを判断して取引をしましょう。
その時の状況を何も考えずに順張り派だから・逆張り派だからと、好きな取引方法でエントリーをすると失敗する可能性が高いです。
順張り | ・ロンドン市場オープンの午後4時以降 ・アメリカの経済指標の発表前後 ・ニューヨーク市場オープンの午後9時以降 |
---|---|
逆張り | ・レンジ相場の時 |
RSIは逆張り指標と呼ばれますが強力なトレンドには勝てず、効果があるのはトレンドが弱まった時や転換が近いポイントです。
新しいトレンドを早く掴める取引手法となっています。
FXでは移動平均線+RSIはダマシに気をつけながら、マメに損切りを行いレンジ相場で活用していきましょう。
反対に移動平均線+RSIで順張りも可能です。
早朝や日本市場・ロンドンやニューヨーク市場のオープン直後などの、レンジ相場になりやすい時間帯で有効になります。
強いトレンドが発生する時間帯は順張りが有効だからです。
相場の方向性をより細かく掴みたいという人は、RSIにトレンドラインを引いて確認する方法もあります。
通常は移動平均線がレンジならRSIもレンジの範囲内で値動きし、上昇トレンドなら上昇トレンドと動きは同じです。
ただ、例外で移動平均線とRSIの動きが反対になる場合があります。
ダイバージェンスです!
RSIのダイバージェンスがトレンド転換より早く発生します。
ダイバージェンスが発生した時はトレンド転換のサインなので、相場の天井や底の判断に活用して下さい。
FX分析の基本:移動平均線についてのまとめ
今回はFX分析の基本「移動平均線」についてご紹介しました。
初心者でも使いやすいシンプルな仕組みのインジケーターですが、分析方法は豊富で攻略の難易度も高くない優れものです。
移動平均線についてのまとめ・移動平均線には4種類ある
・デイやスイングなどの取引時間によって設定を変える
・移動平均線と法則やその他のインジケーターを組み合わせる
・ダマシに注意が必要
・挿入しすぎると複雑になるので2~3本に留める
・RSIとの相性が良い
移動平均線の最適な使い方や設定は人によって違います。
正解がないので最初は難しいですが、色々な使い方・設定値を試して少しずつ自分に最適な移動平均線を探していきましょう。
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