初心者でもできる!FXのスイングトレードのやり方と勝つコツを伝授
FXには状況によって使い分けられる手法がたくさんあります。
今回ご紹介するのは「数日~数週間の期間で売買を完結させる」取引スタイルのスイングトレードについての詳しい解説です。
チャートに束縛されないので初心者にもおすすめできます。
ただ、FXのスイングトレードは正しいやり方を理解して勝つためのコツを掴んでいないと大きな損失になる可能性も…。
取引の前にやり方とコツを覚えていって下さい。
FXの基本知識がなくてもスイングトレードはできますか?
基本知識を先に学ぶ必要があります。土台を作ってからスイングトレードに挑戦して下さい。
FXのスイングトレードとは?
FXのスイングトレードは数日~数週間の期間で取引をするトレードスタイルです。
本来は株式投資の取引用語として使われていた言葉で、為替レートの上昇・下落の波に乗って取引をするという意味があります。
ポジションを取ったら、中期的な利益を狙っていきます。
スキャルピング・デイトレードよりも取引期間が長く、ポジショントレードやスワップトレードよりも取引期間が短いです。
取引回数が多く、1回の取引が短いのがスキャルピングです。
時間をかけずにFX取引をして回数を稼ぐことで、小さな利益を積み上げていくコツコツ型の取引スタイルとなっています。
デイトレードはポジションが日を跨ぐことがありません。
リスクを抑えて短期間で利益を上げたい人・1日を通してチャートを見る時間が取れる人・その日のうちに取引を終わらせたい人から人気です。
1日で取引を完結させるスタイルがリスクを抑えることができるので初心者には向いています。
その次に取引時間が長いのがスイングトレードです。
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | ポジショントレード スワップトレード |
|
---|---|---|---|---|
期間 | 数秒~数分 | 数十分~1日 | 数日~数週間 | 数ヶ月~数年 |
スイングトレードは数日~数週間ポジションを保有する取引スタイルです。
ポジショントレードやスワップトレードは期間が長く一定以上のスキルが必要になるので、短すぎず長すぎないスイングトレードが初心者におすすめされています。
FX初心者にスイングトレードを勧める理由
FX初心者にもスイングトレードはおすすめされています。
先に取引スタイルを比較したので、既にスキャルピングやデイトレードのような短期取引よりも取引がしやすいことは理解できていますよね。
先出の情報を踏まえた上で、スイングトレードがFX初心者に向いている理由を見ていきましょう。
チャートに張り付かなくても良い
スイングトレードは数日~数週間の取引です。
スキャルピングやデイトレードのようにチャートに張り付いて値動きを監視しなくてもいいので、初心者にも取引のハードルが低くなっています。
本業がある人や忙しくて長く取引時間を取れない人にもおすすめです。
瞬間的な値動きを狙う取引ではないのでずっとチャートを見ていなくても大丈夫なんです!
スイングトレードならエントリーさえしておけば、後は空き時間が使えます。
通勤や通学の途中にチャートを確認したり、お昼休みやちょっとした空き時間に定期的にチャートを確認するだけで十分です。
ゆっくり考える時間も取れるので、初心者には向いています。
テクニカル分析がききやすい
スイングトレードはテクニカル分析がききやすいです。
FXの取引はスイングトレードに限らず、どの取引でも過去の相場の値動きから今後の値動きを予想するテクニカル分析をしなければいけません。
分析をしないと根拠のあるエントリーができないからです。
ただ、テクニカル分析は100%当たるものではなく、ダマシや予想外の値動きで思った通りに相場が動かないこともあります。
時間軸が短いほどテクニカル分析が効きにくくなるんですよね…
スイングトレードは中期的な取引なので、短期のようにダマシが頻発しません。
テクニカル分析がききやすいので、まだ相場の値動きについて行くのに慣れていない初心者でも分析がしやすい取引スタイルです。
大きな利益も狙える
スイングトレードは基本的に大きな値幅を狙う取引です。
FXで使える他の取引方法で狙う値幅と比べると、スイングトレードで1回の取引で狙う値幅が大きくなっているのが分かります。
スキャルピング | 5pips~10pips |
---|---|
デイトレード | 20pips~50pips |
スイングトレード | 50pips~数百pips |
長期トレード | 数百pips以上 |
テクニカル分析がうまくできれば、まとまった利益が得られるでしょう。
短すぎず長すぎないポジションの保有期間と、取引が成功した時の利益のバランスが取れているのがFXのスイングトレードです。
FXの相場で継続しやすいトレンドを狙っていくと利益が取りやすくなります。
スワップトレードもできる
FXのスイングトレードは状況によってはスワップトレードも可能です。
プラススワップになれば受け取りで利益になりますが、マイナススワップになってしまった時は支払いなので損失となります。
スワップポイントとは金利差調整分のことです。
金利が高い国の通貨を買い・金利が低い国の通貨を売ればプラススワップです。
反対に金利が低い国の通貨を買い・金利が高い国の通貨を売るとマイナススワップとなり、支払いをしなければいけません。
スワップポイントは日を跨いでポジションを持つと発生します。
FXのスイングトレード実施中にプラススワップになっていた場合は、毎日スワップポイントを受け取ることができるのです。
ポジションを保有している間は毎日スワップポイントが発生します。
もしマイナススワップになっているなら注意が必要です。
ポジションを保有している期間が長くなればなるほど損失が拡大していくので、最悪の場合ロスカットになる可能性があると覚えておいて下さい。
まだ初心者で不安という人は、その日のうちに決済をしてしまいましょう。
コストや滑りの心配が少ない
スイングトレードは取引コストが安いので初心者にもおすすめです。
FXにおける取引コストとは基本的にスプレッドのことを指します。スプレッドとは通貨ペアの売買価格の差のことです。
110.763と110.767には0.004円の価格差があります。
価格差をピップ値に直すと0.4pipsとなり、上記の通貨ペアの場合はスプレッドは0.4pipsということです。
為替手数料になるのでスプレッドは狭い方が有利になります。
スイングトレードとスキャルピングトレードでFX取引をした場合の取引コストを簡単に比較してみました。
USD/JPYでスプレッドは1.5pipsと仮定します。
スキャルピング | スイングトレード | |
---|---|---|
1回の利益 | 10pips | 100pips |
取引回数 | 30回 | 3回 |
結果 | 10pips✕30回=300pips 1.5pips✕30回=45pips 獲得:255pips |
100pips✕3回=300pips 1.5pips✕3回=4.5pips 獲得:295.5pips |
どちらも獲得pipsは300pipsで同じですが、スプレッドがあるので獲得利幅に大きな差が出ています。
このようにスイングトレードならコストが抑えられ有利です。
同じように取引期間が長いスイングトレードは、滑りと呼ばれるスリッページのリスクも抑えられます。
滑りは注文価格と約定価格がずれてしまう現象です。
FXでは頻繁に発生する現象ではありませんが、遭遇すると自分にとって不利なトレードとなり負ける可能性が高まる場合があります。
スリッページは短期取引になればなるほど発生率が高いです。
よって、取引期間が比較的長いスイングトレードなら滑りに遭遇しにくいので、初心者にもおすすめできます。
FXのスイングトレードのリスク
スイングトレードは初心者におすすめできるのは間違いありません。
でもいいことばかりではないので、FXでスイングトレードをする時のリスクについても理解したうえで取引をして下さい。
スイングトレードの注意すべきリスクは4つあります。
相場の急変の見逃しリスク
スイングトレードはチャートに張り付く必要はありません。
取引に拘束されないのはメリットにもなっているのですが、見ていないうちに相場の急変が起こり気づかないというリスクも孕んでいます。
急騰・急落していた!なんてことも起こるんです!
中期的にポジションを持つ取引スタイルなので、大きな値動きに振り回されるリスクも高くなってしまいます。
相場の急変が予想されるタイミングの把握が重要です。
・取引銘柄に関連する経済指標の発表・要人発言
・関連するニュースや出来事
アメリカの雇用統計や政策金利・主要国の国内総生産などは価格変動の要因になりやすいので、重要な経済指標として抑えておいて下さい。
急上昇や急下落の可能性があります。
経済指標の発表は経済指標カレンダーで確認できます。
国内FX業者でも海外FX業者でも提供されている業者が多く、ヤフーファイナンスなどでも確認可能です。
上記はXMの経済指標カレンダーです。
スケジュールを確認する時は前回の数値と予想数値を確認し、指標の発表では実際の数値がどのようになるかを見て下さい。
結果によっては相場が大荒れになる可能性もあります。
また、経済指標スケジュールを確認する時は、同時に経済ニュースも確認しておくと相場の動向が予想しやすいです。
各FX業者は初心者にも分かりやすいように重要な情報を発信しています。
損失拡大のリスク
スイングトレードは比較的大きな利益を狙う取引スタイルです。
スキャルピングやデイトレードよりも1回の取引で動く利益・損失が大きいので、負けた時に損失が大きくなるのはリスクと言えます。
レバレッジの設定によっては、莫大な損失になるリスクも…。
レバレッジ | 0.1%値動き | 損失 |
---|---|---|
25倍 | 50,000円→48,750円 | -1,250円 |
250倍 | 50,000円→37,550円 | -12,500円 |
50,000円で取引をすると、上記のような損失の差になります。
特にレバレッジ制限のない海外FXを利用しているトレーダーは、スイングトレードをする時はハイレバトレードは避けた方が安心です。
ロスカットを回避するために、まとまった証拠金も必要になります。
スイングトレードで含み損がどんどん拡大してしまうと、FX業者が設定したロスカット水準に達して強制決済されてしまうのです。
レバレッジ設定・証拠金の準備にも気をつけて下さい。
週末リスク
FXのスイングトレードは長い人は数週間ポジションを保有します。
場合によっては外国為替市場が閉まっている土日にもポジションを持ったままになることもあるでしょう。
そうすると発生するのが週末リスクです。
為替市場がクローズしている時でも為替相場は動いているので、土日の出来事によっては月曜日に窓開けが発生する可能性があります。
大きく値が飛んでしまい、チャートに隙間ができています。
自分が持っているポジションとは反対の方向に値が飛んで窓開けした場合は、大きな損失になるのでハイリスクです。
土日以外に金曜日にも週末リスクに注意が必要となります。
金曜日の週末リスク①土日に備えたポジションの手仕舞いが増える
②毎月第一金曜日のアメリカの雇用統計で急変するリスクがある
スイングトレードでは土日のポジション保有を避ける人も多いです。
ポジションを調整するために金曜日は決済が増え、大きな値動きを見せる可能性があります。
また、毎月第一金曜日に発表されるアメリカの雇用統計は月1の祭りとも呼ばれるイベントで、世界中の投資家が注目しているポイントです。
事前予想と大きく乖離すると、値動きが急変しやすい傾向があります。
初心者の取引はハイリスクなのでおすすめしていません。
米雇用統計の10種類のうち非農業部門雇用者数と失業率は特に急変しやすいです。
感情に左右されるリスク
感情に左右されるリスクはどの取引スタイルでも共通です。
その時の状況で感情に左右されて損切りができなかったり、可能性が低いと分かっていてもポジションを保有し続けてしまう人も多くなっています。
ただ、スキャルピングやデイトレードのような短期的な取引では通用する「一定ラインに損失が到達したら損切り」が通用しにくいのがスイングトレード。
細かく損切りをするとスイングトレードでは利益が出しにくいからです。
初心者のトレーダーは事前に自分なりの損切りのルールを決めておきましょう。
損失額 | 自分が耐えられる損失額で決める |
---|---|
下落幅 | 下落幅の%で決める |
他にも銘柄ごとに損切りラインを決めたり、過去のトレンドを見て決める人もいます。
損失額は自分の投資資金から考え、目安としては5%~10%を損切りラインに設定する人が多いです。
ひとりひとり損切りルールは違うので、じっくり考えてみて下さい。
FX初心者必見!スイングトレードの設定値
ではいよいよ具体的なスイングトレードの内容に入ります。
初心者の人はFXのスイングトレードで使う・選ぶ「時間足・通貨ペア・取引手法・レバレッジ」などの設定が分からないでしょう。
スムーズにスイングトレードができるように設定値を解説します。
取引を重ねて順調にスイングトレードで利益が出せるようになったら、自分なりの攻略手法を考えてみて下さい。
見るべき時間足
スイングトレードでまず見るべきは長期の時間足です。
おすすめは月足・週足・日足の3つのテクニカルチャートを一緒に使う方法。大きなトレンド方向を予想しします。
長い時間足から順番に見て、トレンドを掴んで下さい。
長期足と下位足のトレンドが一致している時は信憑性が高いです。
長期足で大きなトレンドの把握ができたら、次はより短い時間足を使ってエントリーポイントを探していきます。
1時間足と4時間足を見て、押し目や戻りを待ちます。
ゴールデンクロスやデッドクロス・ブレイクアウトなど、エントリータイミングの取り方は人それぞれで正解はないです。
初心者の方はまずは時間足の使い方を覚えて実践して下さい。
相性がいい通貨ペア
スイングトレードには相性がいい通貨ペアがあります。
一定上の大きな利益を狙っていく取引スタイルなので、トレンドが発生しやすい通貨ペアとの相性がいいです。
コストとなるスプレッドにも注意します。
スイングトレードと相性がいい通貨ペア流動性が高い+低スプレッド
【USD/JPY・EUR/JPY】
ドル円やユーロドルがスイングトレードにおすすめです。
本来、ドル円・ユーロドルは流動性が高い・値動きが安定していることから、初心者におすすめされている通貨ペアとなっています。
まずはどちらかの通貨ペアでFX取引に慣れていきましょう。
情報量も多いので初心者でもファンダメンタル分析がしやすく、情報の見落としリスクも少ないです。
トレンドが形成されそうな通貨ペアを狙いたいですね!
ファンダメンタル分析をすれば選びやすいですよ!
相性がいい取引手法
スイングトレードは相場の値動きの波に乗るのが理想です。
よって相場の値動きと反対方向にエントリーをする逆張りとは相性が悪く、相場の流れに沿ってエントリーをする順張りとの相性がバッチリ。
上昇トレンドなら買いエントリー、下降トレンドなら売りエントリーが順張りです。
FX初心者の人はまだ馴染みがない人も多いかもしれませんが、ダウ理論の6つ目の「明確なシグナルが出るまでトレンドは継続する」が参考になります。
トレンドが発生したら、明確な転換サインが出るまでは続くという意味です。
FXのスイングトレードで初心者におすすめしている通貨ペア【USD/JPY・EUR/JPY】は、ただでさえトレンドが発生しやすい銘柄です。
一度発生したトレンドの継続率が高いのも特徴になっています。
よって、順張りで流れに逆らわないでエントリーを仕掛けた方が、勝ちやすいと言えるのです。
レバレッジ設定
スイングトレードはハイレバレッジはハイリスクです。
大きな利益を狙う取引方法なので、もし予想外の値動きをして反対方向へ動いてしまうと、大きな損失を出すことになります。
レバレッジが高いと損失が拡大し大損です。
低レバレッジでスイングトレードをするトレーダーが多いです。
レバレッジをかければ取引量を増やし、まとまった利益が獲得できます。
スキャルピングなどの短期取引においてはハイレバレッジが有効なのですが、スイングトレードは取引時間が長いので素早く為替変動に対応できません。
初心者のうちは10倍~20倍程度に抑えるのが理想です。
取引に慣れてきて自信が持てるようになったら、少しずつレバレッジを上げて利益を大きくしていくのもいいでしょう。
リスクを抑えるなら低レバで取引を続けた方が安心ですね!
相性がいいインジケーター
FXの分析はトレンド系とオシレーター系のインジケーターを使います。
相場の方向性の分析ができるのがトレンド系、相場の過熱感が把握できるのがオシレーター系のインジケーターです。
スイングトレードではどちらも活用するのがおすすめ。
今回はFXトレーダーが人気があるインジケーターの中から、スイングトレードにおすすめの組み合わせをご紹介します。
まずはトレンド系のボリンジャーバンドです。
ボリンジャーバンドは、相場の過去の平均から現在の価格がどれぐらい離れているかを標準偏差として示しています。
ボラティリティの範囲を明確にした指標です。
移動平均線を挟んでボリンジャーバンドの上と下には、±1σ・±2σ・±3σの標準偏差があり、過去の値が以下の確率で収まると言われています。
±1σ | 68.26% |
---|---|
±2σ | 95.44% |
±3σ | 99.74% |
ボリンジャーバンドのラインを見てトレンドの方向を判断します。
縦の幅の広さを見ると売りや買いの過熱感が判断可能で、ローソク足とボリンジャーバンドの位置を見て相場の異常を把握することもできます。
もう1つのインジケーターはRSIです。
RSIは相対力指数のことで、買われすぎ・売られすぎを判断できます。
過去の一定期間の上げ幅の合計を、同じ期間の上げ幅・下げ幅の合計÷足した数字✕100をして算出されています。
いくら上がった・下がったの判断はできません。
一般的に70%~80%で買われすぎ、20%~30%で売られすぎという判断です。
FXのスイングトレードでは70%と30%が判断ラインにされることが多いです。
30%以下になったら買い、70%以上になったら売りと判断します。
ボリンジャーバンドとRSIの理論は似ているので、初心者トレーダーはまずはどちらかを使いこなせるようになれば後は早いです。
2つのインジケーターを組み焦ることで、より根拠が強くなります。
早速チャートに挿入して試してみます!
初心者でもできるFXのスイングトレード
では実際にスイングトレードをしてみまししょう。
今回はトレンドが発生しやすい・継続しやすい・情報量が多い、初心者からプロまで取引をしているUSD/JPYでエントリーしていきます。
実際に体感した方が分かりやすいので、デモで取引をなぞってみて下さい。
ゾーン上の反転を狙ってエントリー
チャートを開いたらまずは3つのラインを挿入します。
スイングトレードの今回はゾーントレードを実施するので、レジスタンスゾーン・サポートゾーン・上昇トレンドゾーンのラインを挿入しました。
引いたゾーンの反発を予想してスイングトレードを仕掛けていきます。
例えば上昇トレンドゾーンで反発したら買いエントリー・サポートゾーンで反発したら買いでエントリーです。
レジスタンスゾーンで反転したら売りでエントリーのようなスタイルです。
難しい分析・エントリー方法ではないので、スイングトレードが初めての初心者でも挑戦しやすい攻略法となっています。
なぜラインではなくゾーンで分析をするのですか?
チャート分析が複雑化するのを回避しているんです!
スイングトレードは数日~数週間で取引をするので、長い時間足のチャートで分析を行い、短い時間足のチャートは基本的に使いません。
1本ラインを使用すると3つのデメリットが発生するのです。
1本ラインで分析をするデメリット①ラインが増えすぎて見にくくなる
②期間が長いと高値・安値を結びぴったり引くことができない
③ブレイクをダマシと勘違いしやすい
以上のデメリットが解消できるのがゾーンです。
反転箇所を全部抑えて分析をしようとすると、たくさんのラインが挿入できるのでどのラインを根拠にすれば有効か判断ができなくなります。
また、期間が長くなればなるほど、高値・安値をきれいに結べません。
明らかにラインが引ける価格帯でも、どのラインの信憑性が高いのか上記のようになかなか決められない状況に陥ります。
ファンダメンタルなどの影響でノイズが出やすいからです。
他にもブレイクをダマシと勘違いするケースもあります。特にまだ知識が少ない初心者は、勘違いでチャンスを逃す可能性も…。
せっかくのチャンスをもったいないです!
だからライントレードよりゾーントレードが有効なんです!
抜けた時は損切りをする
ダウ理論の3つ目の理論「トレンドは3種類ある」でも提唱されているように、上昇トレンドと下降トレンドがあります。
上昇トレンド | 連続する高値・安値が切り上げる限り続く |
---|---|
下降トレンド | 連続する高値・安値が切り下げる限り続く |
スイングトレード中に連続して高値・安値が更新されていればトレンドと判断します。
ただ、明確なシグナルが出た時は転換と判断するという分析方法です。
ただ、転換サインが出そうだから即損切りはしないで下さい。
ギリギリで反転して転換サインが出ずに終わるケースもあるので、上記のチャートのように抜けきったのを確認してから損切りをします。
焦って誤った損切りをしないように気をつけてスイングトレードをしましょう。
損切りについて抑えておきたいポイントを伝授しておきます。
スイングトレードの損切りのポイント・50pips以下で設定しない
・100pipsを目安に損切りを設定する
・利食い幅の半分以下に設定するのが理想
50pips以下で損切りを設定すると、ちょっとの値動きで損切りになります。
トレンドの波では当たり前の変動です…
スイングトレードでは100pipsを目安に損切りを設定しましょう。
理想は利食い幅の半分以下に設定することです。利食い幅2:損切り幅1の比率となり、理想の損失と利益の比率になります。
FX初心者は最初のうちは特に意識して損切り幅を狭めに設定しましょう。
FXのスイングトレードに選ぶべき業者
FXのスイングトレードはどの業者でもいい訳ではありません。
取引環境がスイングトレードに向いているFX業者を選ばないと、相性の悪いFX業者で取引をした場合に比べて利益や勝率が下がることがあります。
スイングトレード向けのFX業者の判断ポイントは3つです。
スワップポイントがある
スワップは気にしないという人以外はスワップがあるFX業者がおすすめです。
ただ、スイングトレードと一緒にスワップトレードができることだけに注目せず、スワップもきちんと確認して下さい。
スワップの確認のポイント・マイナススワップが多くないかを確認する
・使いたい口座がスワップフリーでないかを確認する
例えば海外FXのXMの場合は、KIWAMI極口座がスワップフリーです。
スイングトレードは中期的な取引になるので、スワップの受け取りが毎日できるのであれば有利になることは間違いありません。
スワップが受け取れる口座でスイングトレードをしましょう。
利用する海外FX業者の公式サイトを確認して、プラススワップになっている通貨ペアをピックアップしてみて下さい。
マイナススワップだと支払いになるので気をつけて下さい!
ツールが豊富に揃っている
スイングトレードは分析や情報収集が重要です。
取引の結果に大きく影響を与えるので、無料で活用できるツールが豊富に揃っているFX業者を選ぶと効率よくエントリーできるようになります。
無料ツールの例・独自チャートやインジケーター
・計算ツール
・勉強ツール
・無料VPSサービス
・デモ
・経済指標カレンダーなど
欲しい情報がある時に、サッと手に入れられるFX業者が強いです。
インジケーターはMT4やMT5が活用できるのでFX業者に完備されていなくても問題はありませんが、その他ツールは重要です。
必要証拠金や利益などの計算が自動でできれば、攻略も練りやすくなります。
人気があるからと適当にFX業者を選ばずに、スイングトレードと相性がいいFX業者を選んで取引の効率をアップさせましょう。
ファンダメンタルに強い
スイングトレードはテクニカル分析だけでは勝てません。
世界の経済に関するニュースや発表、災害やテロなどの大きな出来事などの情報を活用するファンダメンタル分析も重要です。
経済ニュースなどの配信サイトはたくさんあります。
各国の災害の速報やテロ事件の発生なども、ワールドニュースを見ていれば情報を集めることが可能です。
でもいろんなサイトを飛び回るのは面倒です…取引にも集中できなくなりそうな気もします。
だからこそ情報発信が多いFX業者を選ぶんです!
FX業者によってはサービスがない場合もありますが、一部FX業者はファンダメンタルに関係する情報をトレーダーに向けて配信しています。
重要なニュースにすぐ気付けるのは大きなメリットです。
口座開設前にFX業者の情報発信サービスについてもチェックしてみて下さい。
スイングトレードにおすすめの海外FX業者
では最後にスイングトレードにおすすめの海外FX業者をご紹介します。
安全性・信頼性からボーナスやレバッジ・取引条件など全体的に評価して、本当におすすめできるFX業者をピックアップしました。
トレーダーとの相性もあるので、比較検討してみて下さい。
XM Trading
名称 | Tradexfin Limited |
---|---|
設立 | 2009年 |
ライセンス | FSA:セーシェル金融庁 FSC:モーリシャス金融サービス局 【グループ会社が取得済】 FCA:イギリス金融行動監視機構 ASIC:オーストラリア証券投資委員会 CySEC:キプロス証券取引委員会 IFSC:ベリーズ国際金融サービス委員会 |
ボーナス | 口座開設ボーナス 入金ボーナス ロイヤルティプログラム 友達紹介ボーナス |
資産 | 分離管理 |
取引方式 | NDD方式 |
取引手数料 | 無料 ※ゼロ口座は往復10ドル |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
通貨単位 | 100,000通貨 ※マイクロ口座は1,000通貨 |
最小ロット | 0.01ロット ※マイクロ口座のMT5は0.1ロット |
最大ロット | 50ロット ※マイクロ口座は100ロット |
最大ポジション | 200ポジション |
スワップ | あり ※KIWAMI極口座はスワップフリー |
マージンコール | 50% |
ロスカット水準 | 20% |
最低入金額 | 5ドル |
安全性が高く、ボーナスも豊富なXMは初心者にもおすすめです。
また、XMは高スワップな銘柄がある海外FX業者です。
2024年6月現在、1ロット保有でGOLDの売が3,074円・EUR/TRYの売が2,974円・XAU/EURの売が1,946円と高スワップになっています。
スワップは変動するので、公式サイトをご確認下さい。
FX初心者のスイングトレードについてのまとめ
今回はFX初心者のスイングトレードについて解説しました。
高難易度の取引スタイルではありませんが、落とすと勝率が下がる重要なポイントが多いのでもう一度確認しておきましょう。
FX初心者のスイングトレードのポイント・数日~数週間の取引
・トレンドの波に乗って順張りで取引
・USD/JPYやEUR/JPYなど安定した通貨ペアを選ぶ
・スワップポイントも狙える
・ファンダメンタル分析も行う
・損失や週末リスクへの備えを行う
スイングトレードは取引に束縛されない取引スタイルです。
反対に相場の急変を見逃すリスクもあるので、しっかりと損切りの対策を行い不要な損失を出さないようにしましょう。
FX初心者でもスイングトレードは攻略しやすいです。
最初は損失が続いてしまう可能性もありますが、回数をこなしていけば安定した利益が出せるようになるでしょう。
一緒に頑張りましょう!
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